モバイル/インターネットコンテンツの審査・認定を行う第三者機関が相次いで発足

インターネット上の違法・有害情報への対応をめぐる議論が、総務省の検討会や政府のIT安心会議で行われていますが、特定のカテゴリに属するサービスに一律のアクセス制限(フィルタリング)がかけられる現状のフィルタリングを問題視し、第三者機関としてモバイルサイトのコンテンツを審査しフィルタリングサービスに反映していくことを目ざす「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」が、4月8日に設立されています。同機構はまた、青少年が知識・情報を自ら選別する能力を身につけられる啓発・教育プログラムやレイティング等の施策の必要性も提起しています。

またCNET JapanなどIT系ニュースサイトの報道によると、同様にウェブサイトの健全性を評価、認定、レーティングする機関「インターネット・コンテンツ審査監視機構(I-ROI)」の設立が、4月25日に発表されたとのことです。

モバイルコンテンツ審査・運用監視機構
http://www.ema.or.jp/ema.html

サイトの健全性は民間で審査する–「インターネット・コンテンツ審査監視機構」が設立へ – CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20372222,00.htm
ネット全般を対象に健全サイト認定、第三者機関「I-ROI」設立へ – INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/25/19382.html

参考:
「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」中間とりまとめ
http://current.ndl.go.jp/node/7742

E735 – ネット上の違法・有害情報への対策,集中的な検討が続く(日本)
http://current.ndl.go.jp/e735