2022年11月4日、Fully Open Access Publishersが、ブログFully OA blogの開始を発表しました。
Fully Open Access Publishersは、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)のインタレストグループから生まれたグループで、Frontiers社、JMIR Publications社、MDPI社、The Open Library of Humanities(OLH)、PeerJ社、PLOS社、Ubiquity社といった完全オープンアクセス(OA)の出版社から構成されています。
Fully Open Access Publishersの案内によると、グループの目的は、OAのみを発行する出版者間の意見交換や協力のためにプラットフォームを提供することです。そして、グループ及びFully OA blogの目的は、単一の声明を出すのではなく、完全なOAという一つの目標を共有している人々の間にある多様な声と視点を結集することで統一性を持たせることだと説明しています。また、OAに取り組んでいる人からの寄稿を歓迎していると述べています。
Fully OA Publishers – The Future of Open(Fully OA, 2022/11/4)
https://fullyoapublishers.org/2022/11/04/fully-oa-publishers-the-future-of-open/
@fullyoa(Twitter, 2022/11/8)
https://twitter.com/fullyoa/status/1589652423685165057
New Fully OA Blog launched(PeerJblog, 2022/11/11)
https://peerj.com/blog/post/115284886655/new-fully-oa-blog-launched/
参考:
オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、加盟機関が2020年に出版したオープンアクセス論文のライセンス種類別統計を公表:2020年のCC BY論文は約48万7,000本
Posted 2021年12月22日
https://current.ndl.go.jp/node/45368
PLOSをはじめとするOA出版者らが即時オープンアクセス義務化方針を支持する書簡を米・トランプ大統領に提出
Posted 2020年1月21日
https://current.ndl.go.jp/node/40011
CA1990 – 動向レビュー:プランS改訂版発表後の展開―転換契約等と出版社との契約への影響 / 船守美穂
カレントアウェアネス No.346 2020年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1990
CA2013 – 論文公開手段としてのオープンアクセスジャーナルの有効性 / 浅井澄子
カレントアウェアネス No.351 2022年03月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2013