米国図書館協会(ALA)パブリックプログラムオフィスのウェブサイト“Programming Librarian”に、2022年10月24日付で、非営利の調査機関Knologyによる記事“Are Libraries Neutral? A Media Analysis”が掲載されました。
記事では、メディアはしばしば図書館が「安全」で「中立」であるとしてきたものの、図書館にはそれらを完全に包含しえない理由があるとしています。そして、誰かにとって「安全」や「中立」を作り出すことは、実は図書館が促進すべき類の学びを損ねたり、妨げるかもしれないとして、状況や環境によっては「安全」と「中立」がいかに得難く、また好ましくないものであるかについて、解説しています。
また、ニュース報道における用語に関する調査では、図書館が行うプログラムの内容によって「安全」と「中立」の意味が異なっていたことなどについても述べられています。
Are Libraries Neutral? A Media Analysis(Programming Librarian, 2022/10/24)
https://programminglibrarian.org/articles/are-libraries-neutral-media-analysis
参考:
ALA、文化・コミュニティプログラムを企画するライブラリアンのためのサイトをオープン
Posted 2009年1月23日
https://current.ndl.go.jp/node/11520
吉家あかね. 図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ―. カレントアウェアネス. 2021, (349), CA2007, p. 20-24.
https://current.ndl.go.jp/ca2007