Fully Open Access Publishers、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)による研究成果公開に関する政策方針の覚書への支持声明を発表(記事紹介)

2022年12月20日付で、完全オープンアクセス(OA)の出版社から構成されたグループFully Open Access Publishersが、ブログFully OA blogで“Supporting the OSTP memorandum “Ensuring Free, Immediate, and Equitable Access to Federally Funded Research””を掲載しました。

記事は、完全OA出版者9者(Copernicus Publications社、非営利団体eLife、Frontiers社、JMIR Publications社、MDPI社、The Open Library of Humanities(OLH)、PeerJ社、PLOS社、Ubiquity社)が署名しており、これらの出版者は米国大統領府科学技術政策局(OSTP)による研究成果公開に関する政策方針の覚書を支持していると述べています。

また、これらの出版者から発行される全ての雑誌はOSTPの覚書に記載されている要件を満たしているか、それ以上の対応をしているとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYでのパブリックアクセス、エンバーゴ無しの即時公開、機械可読形式、データ共有等への対応状況について説明しています。

Supporting the OSTP memorandum “Ensuring Free, Immediate, and Equitable Access to Federally Funded Research”(Fully OA, 2022/12/20)
https://fullyoapublishers.org/2022/12/20/supporting-the-ostp-memorandum-ensuring-free-immediate-and-equitable-access-to-federally-funded-research/

参考:
完全オープンアクセスの出版者グループFully Open Access Publishers、Fully OA blogを開始 2022-11-17
https://current.ndl.go.jp/car/47201

E2564 – 米国・OSTPによる研究成果公開に関する政策方針について
カレントアウェアネス-E No.449 2022.12.22
https://current.ndl.go.jp/e2564

CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1977