2022年9月1日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、調査報告書“Academic use and perceptions of Virtual Reading Rooms and Virtual Teaching Spaces”の公開を発表しました。
RLUKがロンドン大学らとの連携により2022年3月から5月にかけて実施した、オンラインの閲覧室(Virtual Reading Rooms:VRR)やティーチングスペース(Virtual Teaching Space:VTS)の学術的な利用状況と認識に関する調査の結果をまとめたものです。発表によると、VRRとVTSに関する認識・経験について把握することを目的としており、英国の国内外の学生や研究者等から38件の回答が寄せられたとあります。
主な結果として、VRRやVTSの利用経験がある人は研究・教育・学習に良い影響がもたらされたと回答する傾向があったものの、回答者の多くがサービスの存在を知らなかったこと、サービスの提供に図書館員やその他のキュレーターの役割果たす役割等が述べられています。
RLUK REPORT: Academic use and perceptions of Virtual Reading Rooms and Virtual Teaching Spaces(RLUK 2022/9/1)
https://www.rluk.ac.uk/rluk-report-academic-use-and-perceptions-of-virtual-reading-rooms-and-virtual-teaching-spaces/
Academic use and perceptions of Virtual Reading Rooms and Virtual Teaching Spaces [PDF:24ページ]
https://www.rluk.ac.uk/wp-content/uploads/2022/08/RLUK-VRR-VTS-Report-Academic-Use-and-perception.pdf
参考:
英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、オンラインの閲覧室やティーチングスペースの現状と今後の展開に関する調査報告書を公開
Posted 2022年5月11日
https://current.ndl.go.jp/node/46099
E2439 – オンラインの閲覧室・ティーチングスペースの構築(英国)
カレントアウェアネス-E No.423 2021.10.28
https://current.ndl.go.jp/e2439