国際図書館連盟(IFLA)、「国際マーケティング賞2022」の受賞館を発表:1位はオーストラリアのヤラ図書館の“We’re ready for the next chapter. Help us write it”

2022年3月28日、国際図書館連盟(IFLA)の管理・マーケティング分科会が、今回で19回目となる、「国際マーケティング賞2022」の受賞館を発表しました。同賞は、創造的で結果重視のマーケティングプロジェクトやキャンペーンを実施した機関を表彰するものです。

受賞者は、2022年7月にアイルランドのダブリンで開催される世界図書館情報会議(WLIC)に参加するための航空運賃、宿泊費、参加費が贈呈されます。また、1位から3位の機関は賞金が授与されるとあります。

1位には、オーストラリア・ヤラの図書館(Yarra Libraries)による、同館の次の4年間の計画を策定する、利用者参加型キャンペーン“We’re ready for the next chapter. Help us write it”が選ばれました。

2位には、中国の北京大学附属小学校図書館による、スキル育成キャンペーン“Illuminating Our Library”、3位には米国のチャタヌーガ公共図書館による、同館のサービスを広報するキャンペーン“Here We Grow!”が選出されています。

あわせて、上位10館に選ばれた上記以外の7館も発表されています。

IFLA PressReader International Marketing Award Winners 2022(IFLA, 2022/3/28)
https://www.ifla.org/news/ifla-pressreader-international-marketing-award-winners-2022/

参考:
E2415 – 新規利用開拓の試みを評価するIFLA国際マーケティング賞
カレントアウェアネス-E No.418 2021.08.19
https://current.ndl.go.jp/e2415