2022年3月28日、米国国立公文書館(NARA)、2022年から2026年の戦略計画の公開を発表しました。
同戦略計画は、2023年度の予算要求と年次活動計画・報告と共に連邦議会に提出されたとあります。戦略計画と予算要求は、多様性・公平性・包摂性・アクセシビリティの原則を統合しつつ、電子記録の進歩、デジタル化の促進、パンデミック後の残課題に関する喫緊のニーズに対応していると述べています。
発表の中では、今回の戦略計画で示された新たな取組として、目録表現の修正のための量的目標の設定、国の記録管理を近代化し、目録作成等に公平性への配慮を取り込むこと、あらゆるフォーマットの記録の保存の向上、電子記録の信頼性あるリポジトリ構築の継続をはじめとした内容が挙げられています。
National Archives Shares New 2022–2026 Strategic Plan(NARA, 2022/3/28)
https://www.archives.gov/press/press-releases/2022/nr22-25
NARA Reports(NARA)
https://www.archives.gov/about/plans-reports
Strategic Plan: Fiscal Year 2022-2026 [PDF:29ページ]
https://www.archives.gov/files/about/plans-reports/strategic-plan/nara-2022-2026-strategic-plan-march-2022.pdf
参考:
米国国立公文書館(NARA)、目録や典拠情報に含まれる差別的な表現等の修正に関する指針を公開
Posted 2022年1月20日
https://current.ndl.go.jp/node/45510
米国国立公文書館、「2018-2022年度戦略計画」の原案を更新
Posted 2017年9月19日
https://current.ndl.go.jp/node/34676