2021年3月18日、フランス国立図書館(BnF)とフランス高等教育書誌センター(Abes)が共同で取り組む「書誌移行」(Transition Bibliographique)計画のウェブサイトに、フランス・文化省とBnFが連携して実施した、公読書のための図書館(les bibliothèques de lecture publique)における目録作成の実践に関するアンケート調査結果の公開について、記事が掲載されました。
同調査は、2019年に実施されたものであり、県立図書館59館、市町村およびコミューン連合の図書館204館から回答が寄せられました。記事の中では、調査の目的として、公読書のための図書館における専門家による目録作成の実践や、「書誌移行」計画の研修に対するニーズ・期待を把握することが挙げられています。
公開された報告書は、2021年2月付けとなっており、調査結果について、以下の項目がまとめられています。
・回答した図書館の種類
・目録作成の実践と組織
・図書館管理統合システム(Systèmes Intégrés de Gestion des Bibliothèques:SIGB)
・「書誌移行」計画に関する認識
・県立図書館に焦点を当てた調査結果の分析
Les pratiques de catalogage dans les bibliothèques de lecture publique(Transition Bibliographique, 2021/3/18)
https://www.transition-bibliographique.fr/2021-03-18-pratiques-catalogage-dans-bibliotheques-lecture-publique/
LES PRATIQUES DE CATALOGAGE DANS LES BIBLIOTHEQUES DE LECTURE PUBLIQUE [PDF:57ページ]
https://www.transition-bibliographique.fr/wp-content/uploads/2021/02/Enquete_pratiques_catalogage.pdf
参考:
E2005 – フランスと日本の目録動向:書誌調整連絡会議<報告>
カレントアウェアネス-E No.343 2018.03.08
https://current.ndl.go.jp/e2005
E2304 – フランスの図書館ではどのような本が読まれているのか?
カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17
https://current.ndl.go.jp/e2304