フランス国立書籍センター(CNL)、若者の読書に関する調査結果を発表

2022年3月22日、フランス国立書籍センター(CNL)、若者の読書に関する調査“Les jeunes Français et la lecture”の結果を発表しました。

7歳から25歳までのフランスの若者の読書に関する取組、原動力、ハードルとなるものを把握することを目的とした調査で、2022年1月27日から2月6日にかけて実施されました。サンプル数は1,500人とあります。

3月23日付のプレスリリースでは、主な結果として、回答者の81%が娯楽として読書を行うと回答しており、直近1か月に読んだ本の平均は5.4冊であり、バンドデシネや小説が多く読まれていることを挙げています。また、余暇時間においては、読書よりもインターネット利用等でスクリーンを見ている時間の方が長いと述べられています。

その他、あらすじ、表紙、主人公、家族等のアドバイスにより主に本を選んでおり、40%が電子書籍、58%がオーディオブックやポッドキャストの利用経験があると回答したこと等が示されています。

Résultats de l’étude “Les jeunes Français et la lecture”(CNL, 2022/3/22)
https://centrenationaldulivre.fr/actualites/resultats-de-l-etude-les-jeunes-francais-et-la-lecture

参考:
フランス・出版社協会、外出規制中のフランス人の読書状況に関する調査結果を公開
Posted 2021年1月8日
https://current.ndl.go.jp/node/42943

フランス国立書籍センター、青少年の書籍および読書に関するイベント“Partir En Livre”を開催中
Posted 2020年7月16日
https://current.ndl.go.jp/node/41523

E2304 – フランスの図書館ではどのような本が読まれているのか?
カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17
https://current.ndl.go.jp/e2304