フランス国立書籍センター(CNL)、2024年フランスの若者の読書に関する調査結果を発表

2024年4月9日、フランス国立書籍センター(CNL)がフランスの若者の読書に関する調査“Les jeunes Français et la lecture”の結果を発表しました。

調査は、フランスの若者の読書に関する現状、読書への意欲を高める要因、読書の妨げとなるものを明らかにすることを目的とし、7歳から25歳までの1,500人を対象に、2024年1月25日から2月2日にかけて実施されました。

主な結果は以下のとおりです。

・ 回答者の84%が学校、勉強、仕事のために、81%が娯楽として読書を行うと回答し、過去3か月間の平均読書冊数は5.4冊であった。10代の読書離れは、特に男子に見受けられ、16歳以降、自由時間に娯楽として読書をする男子は50%であった。
・ 余暇の読書時間の平均は一日に約19分、スマートフォンやテレビ、タブレットなどといったスクリーンに費やす時間の平均は一日3時間11分であった。
・ 回答者の44%が電子書籍を読んだことがあり、スマートフォンからの利用率が高い。また、42%がオーディオブックを聴いたことがあると回答した。
・ 回答者の10%はSNSでフォローしている人から本を読むきっかけを得たことがあると回答した。

Les jeunes Français et la lecture en 2024(CNL)
https://centrenationaldulivre.fr/donnees-cles/les-jeunes-francais-et-la-lecture-en-2024

参考:
フランス国立書籍センター(CNL)、若者の読書に関する調査結果を発表 [2022年03月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/45876

E2631 – フランス人の読書文化と余暇:読書習慣に関する調査から
カレントアウェアネス-E No.465 2023.10.05
https://current.ndl.go.jp/e2631