2025年4月8日、フランス国立書籍センター（CNL）は、フランス人の読書習慣に関する調査“Les Français et la lecture”の結果（2025年版）を公表しました。
CNLは、フランス人の本や読書に関する習慣や認識の変化を把握するため、15歳以上のフランス人1,000人を対象とした電話によるインタビュー調査を、2015年以降隔年で実施しています。
主な調査結果として、全般的にフランス人の読書量は減少しており、特に定期的に本を読む人の割合は減少している（56%、2023年比で5ポイント減）ことや、デジタル形式での読書を行っている人は15～34歳では約半数に上る一方で35歳以上では5分の1未満であること、27%の人は読書と同時に別の作業（メッセージの送信やSNSの利用等）を行っており読書をする際に注意散漫になっていること等が述べられています。
Les Français et la lecture en 2025（CNL）
https://centrenationaldulivre.fr/donnees-cles/les-francais-et-la-lecture-en-2025
参考：
E2631 – フランス人の読書文化と余暇：読書習慣に関する調査から
カレントアウェアネス-E No.465 2023.10.05
https://current.ndl.go.jp/e2631
フランス国立書籍センター（CNL）、2024年フランスの若者の読書に関する調査結果を発表[2024年04月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/218680
