令和2年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)、2021年1月にインターネット配信により開催:研究主題は「図書館とバリアフリー-あらゆる人に開かれた図書館とは-」

大阪府立中央図書館のウェブサイト上に、令和2年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)の開催概要が掲載されています。

今回の研究集会は、「図書館とバリアフリー-あらゆる人に開かれた図書館とは-」を研究主題とし、図書館利用等に関するバリアを取り除くための様々な取組みの報告が行われます。主催は公益社団法人日本図書館協会 公共図書館部会、近畿公共図書館協議会、大阪公共図書館協会であり、主管は大阪府立中央図書館です。

インターネット配信により開催され、配信期間は2021年1月15日10時から1月31日17時までです。参加費は無料ですが、2021年1月22日までにオンラインでの参加申込みが必要です。

主なプログラムは次のとおりです。

〇基調講演
「読書バリアフリーと図書館」
野口 武悟氏(専修大学文学部)

〇講演
「すべての人が必要ながん情報を得られる社会へ -図書館と医療分野の連携-」
八巻 知香子氏(国立がん研究センター)

〇事例報告(1)
「矯正施設・児童自立支援施設等への支援」
正井 さゆり氏(広島県立図書館)

〇事例報告(2)
「障害者への理解と合理的配慮 -大阪府立中央図書館を例に-」
糟谷 佐紀氏・竹村 美紀子氏(NPO法人ユニバーサルサービスアカデミー)

〇事例報告(3)
「多様な文化や言語が活きる図書館を -外国につながる人たちと、絵本とともに-」
梨木 亜紀氏(NPO法人おおさかこども多文化センター)

〇事例報告(4)
「枚方市立図書館における読書バリアフリーの取組み」
服部 敦司氏(枚方市立中央図書館)

〇事例報告(5)
「河内長野市立図書館におけるバリアフリーの取組み -施設訪問を中心に-」
浅井 育子氏(河内長野市立図書館)

〇情勢報告
「読書バリアフリー法に関する国の動向」
荒木 正寛氏(文部科学省総合教育政策局地域学習推進課図書館・学校図書館室)

令和2年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)(大阪府立中央図書館)
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/r2kenkyu.html

参考:
CA1974 – 読書バリアフリー法の制定背景と内容、そして課題 / 野口武悟
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1974

E2307 – 「読書バリアフリー基本計画」を読む
カレントアウェアネス-E No.399 2020.10.01
https://current.ndl.go.jp/e2307

E1958 – 国立がん研究センター「がん情報ギフト」プロジェクト
カレントアウェアネス-E No.334 2017.10.05
https://current.ndl.go.jp/e1958
CA1937 – 動向レビュー:国内の公共図書館における健康医療情報サービスの最近の動向 / 池谷のぞみ
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1937

E2064 – 公共図書館の障害者サービス:国立国会図書館の調査研究
カレントアウェアネス-E No.355 2018.10.04
https://current.ndl.go.jp/e2064

No.17 公共図書館における障害者サービスに関する調査研究
https://current.ndl.go.jp/report/no17