2020年4月17日、佐賀県立図書館は、佐賀県立図書館データベースにおいて、県重要文化財「龍造寺家文書」の画像をパブリックドメインとして公開したと発表しています。
「龍造寺家文書」は、肥前の戦国大名龍造寺氏に係る277点の文書群で、村田姓を名乗り、幕末まで家老として佐賀藩に仕えた龍造寺高房の弟安良の子孫に伝来したもので、南北朝・室町・戦国時代にいたる中世文書が大部分を占め、国内現存最古とされる観応2年(1351)書写の刀剣書(銘尽)も含まれています。
277点の文書のうち273点が17巻の巻子に仕立てられ、その他に掛幅装の文書が1点、未表装の文書が3点ありますが、今回公開した画像は、成巻された画像は巻子ごと、それ以外は1点ごとに1レコード(1ファイル)となっています。
佐賀県重要文化財「龍造寺家文書」の画像をパブリックドメインとして公開しました。(佐賀県立図書館データベース, 2020/4/17)
https://www.sagalibdb.jp/news/
参考:
佐賀県立図書館、「佐賀県立図書館データベース」をリニューアル:パブリックドメインで公開・一部画像はIIIFに準拠
Posted 2019年3月19日
https://current.ndl.go.jp/node/37815
CA1972 – EU新著作権指令にみるデジタル時代の「図書館」像 ―デジタルコンテンツの供給源としての図書館 / 松澤邦典
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1972
CA1973 – 動向レビュー:Rights Statementsと日本における権利表記の動向 / 数藤雅彦
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1973