CHORUS、2016年8月以来の千葉大学との共同取組による達成事項と今後の展望を示した「成功体験」をウェブサイト上で紹介

出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブCHORUSの2019年8月20日付のNewsにおいて、CHORUSと千葉大学の共同取組による達成事項と今後の展望を示した「成功体験」“Chiba University Brings Kaizen to CHORUS”が紹介されています。

千葉大学は2016年8月のCHORUSのオープンアクセス(OA)拡大に向けた試行プロジェクトの参加、及び試行プロジェクト終了後の正式契約締結以来、CHORUSと緊密に共同してOA促進のための取り組みを続けています。千葉大学はCHORUSとの共同取組の中で、よりよくなるために変化する「改善」の意識の下、CHORUSが提供する「CHORUS機関ダッシュボード・サービス」が教員の研究成果のモニタリングやOA方針遵守率の向上といったニーズをよりいっそう満たすことができるように改良に向けた提案を行っています。

公開された「成功体験」では、CHORUSの試行プロジェクト参加の背景、試行プロジェクト以来の共同取組を通して得られた達成事項、試行プロジェクト中にダッシュボードから著者所属を特定可能なレポートの入手を実現したことなどの改善事例、現在教員が研究論文の投稿に当たってどのジャーナルを選ぶべきかを助言するツールを開発中であること、CHORUSのサービスがより一層向上し情報量が豊富になることでCHORUSのデータ活用価値が高まることを期待した千葉大学副学長・竹内比呂也教授のコメントなどが紹介されています。

Chiba University Brings Kaizen to CHORUS(CHORUS,2019/8/20)
https://www.chorusaccess.org/chiba-university-brings-kaizen-to-chorus/

Chiba University Brings Kaizen to CHORUS [PDF:2ページ](CHORUS)
https://www.chorusaccess.org/wp-content/uploads/CHORUS-ChibaUniversity_flyer-7_2019a.pdf

参考:
E1844 – CHOR,JSTのOA拡大にむけた試行プロジェクト(千葉大)
カレントアウェアネス-E No.312 2016.10.06
http://current.ndl.go.jp/e1844

科学技術振興機構、同機構の競争的資金制度による研究成果のオープンアクセス拡大に向け、非営利団体CHORと連携した6ヶ月間の試行プロジェクトを開始
Posted 2016年8月17日
http://current.ndl.go.jp/node/32330

※記事タイトルと本文の一部を修正しました(2019/8/23)