2026年3月4日、PDFに関する国際標準の採用を促進する国際組織PDF Associationが、PDF 2.0において数式が完全にアクセシブルになり、音声や点字を提供する対応支援技術による操作や読解が可能になったと発表しました。
数式はこれまで、ウェブではMathMLで利用できましたが、PDFファイルでは利用が難しく、点字コードでは表現できない数式は、構造化されていない代替テキストを用いなければならなかったとしています。
LaTeX Projectによると、STEM(科学・技術・工学・数学)コンテンツの作成に用いられる組版システムLaTeXは、ISO標準であるPDF 2.0及びPDF/UA-2(PDF 2.0にアクセシビリティを向上させるための要件を加えた規格)に基づく最新の開発により、数式などのSTEMコンテンツを含むPDFをPDF/UA-2に準拠したアクセシブルな形式で自動生成できるようになったとしています。
また、ウェブブラウザやスクリーンリーダーも対応しつつあるとしています。
Accessible math in PDF – finally!(PDF Association, 2026/3/4)
https://pdfa.org/accessible-math-in-pdf-finally/
PDF Association’s press release: Accessible math in PDF – finally!(LaTeX Project, 2026/3/5)
https://www.latex-project.org/news/2026/03/05/PDFA-press/
参考:
CA2040 – 学術雑誌のアクセシビリティ:現状と課題 / 植村八潮
カレントアウェアネス No.356 2023年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2040
