国際図書館連盟(IFLA)が、『インターネット宣言2014』(Internet Manifesto 2014)を公開しました。IFLA運営理事会(Governing Board)が2014年8月に承認したものとのことです。
IFLAは、2002年に、初めてインターネット宣言を公開し、図書館や情報サービスにおいてインターネットが果たす重要な役割の認識と個人や団体が情報への自由なアクセスや自由な表現の保障に寄与したとのことです。物理的、電子的環境の大きな変化を経て、今回更新を行ったとのことです。
なお、2002年の『IFLAインターネット宣言』の原則に基づき、図書館、政治家等が、図書館におけるネットワーク情報へのアクセスに関する政策の立案を行う際の指針として、2006年に『IFLA/UNESCOインターネット宣言指針』(IFLA/UNESCO Internet Manifesto Guidelines)が公開されており、情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)では、来月、『インターネット宣言2014』の観点から、この指針のレビューを行うとのことです。
Internet Manifesto 2014: Ensuring openness and transparency in library and information services(IFLA, 2014/11/25)
http://www.ifla.org/node/9237
※お知らせ
Internet Manifesto 2014(IFLA)
http://www.ifla.org/publications/node/224
IFLAインターネット宣言
http://archive.ifla.org/III/misc/im-jp.pdf
※2002年版日本語訳
IFLA Internet Manifesto (2002 version)
http://www.ifla.org/node/9228
参考:
IFLA、『インターネット宣言指針』を公表
Posted 2006年12月13日
http://current.ndl.go.jp/node/5056
国際図書館連盟(IFLA)、情報へのアクセスと開発に関するリヨン宣言を発表
Posted 2014年8月19日
http://current.ndl.go.jp/node/26828
日本障害者リハビリテーション協会、情報へのアクセスと開発に関するリヨン宣言の日本語訳を公開
Posted 2014年11月4日
http://current.ndl.go.jp/node/27372