2014年6月23日付けのザールラント大学Ulrich Herb氏のブログで、オープンアクセス(OA)雑誌におけるクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスの導入状況に関する調査結果が公開されています。この調査はDirectory of Open Access Journals(DOAJ)のデータを用いて行われたものです。
調査の結果、DOAJ収録誌の中でなんらかのCCライセンスを導入している雑誌は40%弱で、そのうち最も多かったのはCC-BY(表示)ライセンスを導入している雑誌(全体の約21%)でした。一方、社会学分野に限ってみると、なんらかのCCライセンスを導入しているのは約32%にとどまり、CCライセンス導入誌の中でもCC-BYではなくCC-BY-NC(表示-非営利)やCC-BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)を採用している雑誌が多かった、としています。
Editors of sociological Open Access journals seem hesitant to adopt Open Knowledge principles(scinoptca Blog、2014/6/23付け)
http://www.scinoptica.com/pages/topics/numbers-and-shares-of-open-access-journals-from-all-disciplines-and-sociological-open-access-journals-using-creative-commons-licenses.php
Numbers and shares of Open Access Journals from all disciplines and from the discipline Sociology using Creative Commons Licenses as listed by the Directory of Open Access Journals (2014-06-08) (ZENODO、2014/6/18付け)
https://zenodo.org/record/10577
参考:
オープンアクセス雑誌におけるAPCの導入状況
Posted 2014年6月17日
http://current.ndl.go.jp/node/26366