2014年10月17日付けで、オタワ大学のモリソン(Heather Morrison)氏らの研究チームが2014年5月に実施した、DOAJ(Directory of Open Access Journals)収録雑誌の論文処理費用(APC)状況の調査結果が公開されていました。
調査の結果、DOAJ収録誌中、APCを著者に課していたのは26%にとどまっていたこと、APCの平均は964ドルであったこと、APCを課していた雑誌のうち80%が途上国の研究者に対するディスカウントやメンバーシップ制等、複数の価格体系を持っていたこと等がわかったとされています。
OA APCs article 2014 October 17(Sustaining the Knowledge Commons、2014/10/17付け)
http://sustainingknowledgecommons.org/?attachment_id=257
Open access article processing charges: DOAJ survey May 2014(Sustaining the Knowledge Commons、2014/10/20付け)
http://sustainingknowledgecommons.org/2014/10/20/open-access-article-processing-charges-doaj-survey-may-2014/
参考:
E1579 -日本におけるOAジャーナル投稿とAPC支払いをめぐる調査 カレントアウェアネス-E No.262 2014.07.10
http://current.ndl.go.jp/e1579
E1606 – 大学/研究機関はOA費用とどう向き合うべきか<報告> カレントアウェアネス-E No.266 2014.09.11
http://current.ndl.go.jp/e1606
オープンアクセス雑誌におけるAPCの導入状況
Posted 2014年6月17日
http://current.ndl.go.jp/node/26366