2014年10月27日、米国情報標準化機構(NISO)はOpen Discovery Initiative(ODI)をワーキンググループから常設委員会(standing committee)とすることを発表しました。
ODIは2011年に設置された、図書館のディスカバリーサービスに関する規格・標準の開発や優良事例の推奨などを目的としたワーキンググループで、2014年6月にはディスカバリーサービスの透明性向上を目的とした推奨指針“Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery”を公表していました。この指針の中ではNISOに対し、推奨事項への対応に関する研修等を行う常設の委員会あるいはワーキンググループの設置を推奨しており、今回の常設委員会設置はこの推奨指針に従ったものです。
NISO Launches Open Discovery Initiative (ODI) Standing Committee(2014/10/27付け、NISO)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=e5f64a19050de5e913330dbdcaa743e8042dde0e
参考:
E1604 – ディスカバリーサービスの透明性向上のためになすべきこと カレントアウェアネス-E No.266 2014.09.11
http://current.ndl.go.jp/e1604
E1393 – ディスカバリサービスへのデータ提供で関係者が抱える課題 カレントアウェアネス-E No.231 2013.02.07
http://current.ndl.go.jp/e1393
NISO、ディスカバリーサービスの透明性向上のための推奨指針を公表
Posted 2014年6月30日
http://current.ndl.go.jp/node/26469
米国情報標準化機構(NISO)、ディスカバリーサービスに関する標準の開発などを目的とした新しいイニシアティブを発表
Posted 2011年10月26日
http://current.ndl.go.jp/node/27314