“Final WSIS Targets Review”が公表:図書館等のICTへのパブリックアクセスやデジタル化も確認

2014年6月10日から13日にかけてスイスのジュネーブで開催されていたWSIS+10ハイレベルイベント(HLE)において示された、“Final WSIS Targets Review: Achievements, Challenges and the Way Forward”が、国際電気通信連合(International Telecommunication Union;ITU)のウェブサイトに掲載されています。世界情報社会サミットのターゲットについて、実績の評価を提示したものとのことです。

このうち、“Target 4: Connect all public libraries, museums, post offices and national archives with ICT”のエグゼクティブ・サマリーでは、インターネットアクセスは進展するものの、ICTへのパブリックアクセスの必要性が継続するとされ、特に貧困地域や発展途上国において、公共図書館や郵便局の役割が確認されています。また、図書館、博物館、文書館のデジタル化についても確認されています。なお、これについては、国際図書館連盟(IFLA)のウェブサイトでも紹介されています。

Final WSIS Targets Review: Achievements, Challenges and the Way Forward(ITU)
http://www.itu.int/en/ITU-D/Statistics/Pages/publications/wsistargets2014.aspx

ITU Report on ICT Indicators(IFLA, 2014/6/17付け)
http://www.ifla.org/node/8667

参考:
E1569 – ICTへのパブリックアクセス:IFLAブリーフィングペーパー カレントアウェアネス-E No.260 2014.06.05
http://current.ndl.go.jp/e1569