2024年3月29日、山形大学附属博物館と合同会社AMANEの主催により、学術シンポジウム「これからの地域資料データの継承・共有を考える〜地域や組織を横断した資料データ共有の仕組みの実現を目指して〜」が、山形大学小白川キャンパス(山形市)及びオンラインで開催されます。
シンポジウムでは、地域資料データの次世代への継承をテーマとして、資料整理・技術開発・コミュニティ形成など多様な視点からの議論を行うとあります。議論を通して、地域資料データの継承に関する具体的なイメージが広く共有されるとともに、実現に際して今後克服すべき課題が明らかになることを期待するとしています。
参加費は無料で、事前の申込み(定員80人)が必要です。
主なプログラムは以下のとおりです。
○報告
・「デジタルデータによる地域アーカイブ集積の実践と課題」
小幡圭祐氏(山形大学附属博物館)
・「地域資料を対象とした3Dデータ生成の現状と展望」
小川歩美氏(合同会社AMANE)
・「新しい地域資料の保存と継承に向けて:ボーンデジタル地域資料への着目から」
大月希望氏(東京大学大学院学際情報学府博士課程・合同会社AMANE協働研究員)
・「奥会津デジタルアーカイブ開拓記:地域データ保存・活用準備段階における課題」
榎本千賀子氏(新潟大学人文学部)、櫻澤孝佑氏(奥会津振興センター)
・「自治体の統廃合による地域資料の保存・継承での現状と課題」
卓彦伶氏(北海道大学大学院文学研究院)
・「Hu-Gene : 地域デジタルデータは白い象とともに」
佐藤琴氏(山形大学附属博物館)
○ディスカッション「地域や組織を横断した資料データ共有の仕組みの実現を目指して」
コーディネーター:高田良宏氏(金沢大学)
学術シンポジウム「これからの地域資料データの継承・共有を考える〜地域や組織を横断した資料データ共有の仕組みの実現を目指して〜」(合同会社AMANE, 2024/3/6)
https://amane-project.jp/post-1461/
参考:
山形大学附属博物館、「山形アーカイブ」の公開を発表 [2023年05月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/181063
E2677 – 博物館DXと地域文化遺産シンポジウム石川2023<報告>
カレントアウェアネス-E No.475 2024.03.07
https://current.ndl.go.jp/e2677