【イベント】国際シンポジウム「大災害時代における地域存続と歴史文化―地域歴史資料科学を機軸として―」(3/2-3・神戸、オンライン)

2024年3月2日と3日に、国際シンポジウム「大災害時代における地域存続と歴史文化―地域歴史資料科学を機軸として―」が、神戸大学統合研究拠点コンベンションホール(神戸市)における会場参加とオンラインにより開催されます。主催は、JSPS科学研究費特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」研究グループです。

地域歴史文化創生の成果や課題の共有や討論が行われます。

主なプログラムは以下のとおりです。

●3月2日
・ 文化遺産としての地域アーカイブズ―ヨーロッパの実践と課題
ガーボル・ションコイ氏(エトヴェシュ・ロラーンド大学(ハンガリー))
・市民社会形成と地域歴史資料学―日本の大規模自然災害時の実践的研究を通して―
奥村弘氏(神戸大学理事・副学長)
・ 西日本豪雨からの復興の象徴―地域歴史遺産継承の新動向
胡光氏 (愛媛大学)
・ 地域資料保存・継承の潮流と可能性
天野真志氏(国立歴史民俗博物館)
・ 災害と人間の暮らし―地域史研究の新地平―
今津勝紀氏(岡山大学)
・ 討論
司会:松下正和氏(神戸大学)

●3月3日
・ なぜデジタルを使うのか?歴史資料を守るための情報技術とその未来
後藤真氏(国立歴史民俗博物館)
・ デジタル・パブリック・ヒストリー―危機の時代における歴史の「いま」の課題
アンドレアス・フィッカーズ(ルクセンブルク大学近代デジタル歴史ルクセンブルクセンター(C2DH)長)
・ 緊急報告:2024年能登半島地震文化遺産レスキュー
高妻洋成氏(国立文化財機構文化財防災センター長)
・ 総合討論
司会:三村昌司氏(防衛大学校)

参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。使用言語は英語・日本語で、日英同時通訳が付くとあります。

2024/3/2,3開催 国際シンポジウム(2/6up)(地域歴史文化の創生, 2024/2/6)
https://rhcr.info/2024030203_internationalsympo/
https://rhcr.info/wp-content/uploads/2024/02/2024030203_annoucement_jp_internationalsympo.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF:2ページ]です。

参考:
【イベント】2020年度地域歴史資料継承領域オンラインシンポ「地域横断型の歴史文化継承~大学・自治体・地域住民等による連携事例~」(3/20・オンライン) [2021年02月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/43336

科学研究費助成事業特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」のウェブサイトが開設 [2020年11月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/42465

E2387 – 第7回全国史料ネット研究交流集会<報告>
カレントアウェアネス-E No.413 2021.05.27
https://current.ndl.go.jp/e2387

E2463 – 博物館防災に関する国際会議ICOM-DRMC2021<報告>
カレントアウェアネス-E No.428 2022.01.13
https://current.ndl.go.jp/e2463

※本文の一部を修正しました。(2024/2/29)