【イベント】文化遺産に関わる国際会議「アジア太平洋地域における文化財防災の現状と課題(Ⅲ)―災害へのレジリエンスを高めるための減災の取り組みと事前の備え―」(12/13-14・奈良)

2023年12月13日と14日に、奈良県コンベンションセンター(奈良市)において、文化遺産に関わる国際会議「アジア太平洋地域における文化財防災の現状と課題(Ⅲ)―災害へのレジリエンスを高めるための減災の取り組みと事前の備え―」が開催されます。文化庁、独立行政法人国立文化財機構文化財防災センター、ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所が共催します。

同会議では、アジア太平洋地域を対象とし、3年連続で当該地域での文化財防災の現状と課題をテーマとして取り上げてきました。最終となる2023年度は、過去2年で抽出した「緊急時応急対応」と「災害後の文化財と地域の復興」における課題を整理し、取組事例の共有と意見交換を通して、災害に備えた平常の取組について検討するとしています。

主なプログラムは以下のとおりです。

●12月13日
・基調講演Ⅰ
下間久美子氏(國學院大學観光まちづくり学部地域マネジメント研究センター教授)
・事例報告
各国の実情とその対策実例
(中国・インドネシア・日本・マレーシア・ネパール・ニュージーランド)
●12月14日
・基調講演Ⅱ
アパルナ・タンドン氏(文化財保存修復研究国際センター(ICCROM))
・総合討論「災害へのレジリエンスを高めるための減災の取り組みと事前の備え」
進行:下間久美子氏
コメンテーター:高妻洋成氏(国立文化財機構文化財防災センター長)、アパルナ・タンドン氏、森本晋氏(ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所長)
討論参加者:事例報告者

参加費は無料で、定員は各日40人(先着順、要事前申込み)です。

国際会議:「アジア太平洋地域における文化財防災の現状と課題(Ⅲ)―災害へのレジリエンスを高めるための減災の取り組みと事前の備え―」の開催について(文化財防災センター, 2023/11/26)
https://ch-drm.nich.go.jp/facility/2023/11/iii.html
https://ch-drm.nich.go.jp/facility/docs/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E4%BC%9A%E8%AD%B02023%E9%96%8B%E5%82%AC%E6%A1%88%E5%86%85.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF:2ページ]です。

参考:
独立行政法人国立文化財機構文化財防災センター、「関東大震災100年」特設サイトを開設 [2023年06月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/183934

独立行政法人国立文化財機構文化財防災センター、「文化財防災救援基金」を設立 [2023年03月20日]
https://current.ndl.go.jp/car/174835

独立行政法人国立文化財機構、文化財防災センターを設置 [2020年10月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/42149