2025年1月19日、独立行政法人国立文化財機構文化財防災センターの主催により、阪神・淡路大震災30年シンポジウム「文化財レスキュー、広がりと深化の30年」が東京国立博物館平成館(東京都台東区)において開催されます。
1995(平成7)年に発生した阪神・淡路大震災の際に初めて被災文化財の救護活動が行われてから30年の間、日本では多くの自然災害に見舞われ、その度に文化財の救護活動が行われてきたとあります。シンポジウムでは、阪神・淡路大震災における文化財の救援活動で課題とされたことにどれだけ対応できてきたのか、新たな課題は何か、これからも発生が予想される大規模な自然災害に対して、どのように備えればよいのか等について、過去の対応を振り返りながら、これからの文化財防災について考えるとしています。
主なプログラムは次のとおりです。
・講演①
三輪嘉六氏(NPO法人文化財保存支援機構理事長、元九州国立博物館長)
・講演②
青柳正規氏(多摩美術大学理事長、元文化庁長官、東京大学名誉教授)
・対談
三輪嘉六氏、青柳正規氏
進行:建石徹氏(文化財防災センター副センター長)
参加費は無料で、定員は350人(要事前申込み)です。
阪神・淡路大震災30年シンポジウム「文化財レスキュー、広がりと深化の30年」開催について(文化財防災センター, 2024/12/6)
https://ch-drm.nich.go.jp/facility/2024/12/3030.html
https://ch-drm.nich.go.jp/facility/docs/250119%E9%98%AA%E7%A5%9E%E3%83%BB%E6%B7%A1%E8%B7%AF%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD30%E5%B9%B4%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF:1,483KB]です。
参考:
【イベント】令和6年度東日本大震災アーカイブシンポジウム―震災アーカイブが残すべき「記録」と「記憶」について―(1/11・宮城県、オンライン) [2024年11月07日]
https://current.ndl.go.jp/car/229316
CA1995 – 動向レビュー:資料保存をとりまくネットワーク—災害対策と地域社会をめぐる動向— / 天野真志
カレントアウェアネス No.347 2021年03月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1995
E2292 – 阪神・淡路大震災から25年目を迎えた図書館等の取組
カレントアウェアネス-E No.396 2020.08.20
https://current.ndl.go.jp/e2292
CA1743 – 被災資料を救う:阪神・淡路大震災からの歴史資料ネットワークの活動 / 川内淳史
No.308 2011年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1743