ユネスコ(UNESCO)の「世界の記憶」プログラムに関する会議が2011年5月22日から25日にかけて開催され、新たに45点の追加登録が決定したとのことです。中国の『本草綱目』、トルストイの個人蔵書、作曲家シェーンベルグのアーカイブなど、世界各地の文化資料が新たに登録され、日本からは、炭鉱の記録画を描いた山本作兵衛氏のコレクションが登録されました。「世界の記憶」プログラムは、世界各地の重要な文書館資料や図書館資料等を後世に残していくために1992年に開始されたもので、登録点数は、今回の追加により、238点となったとのことです。
New collections come to enrich the Memory of the World(UNESCO 2011/5/25付けのプレスリリース)
http://www.unesco.org/new/en/media-services/single-view/news/new_collections_come_to_enrich_the_memory_of_the_world/
Tolstoy’s personal library and oldest Iranian mathematics and astrology book amongst new nominations(UNESCO 2011/5/16付けのプレスリリース)
http://www.unesco.org/new/en/media-services/single-view/news/tolstoys_personal_library_and_oldest_iranian_mathematics_and_astrology_book_amongst_new_nominations/
記憶遺産に炭鉱記録絵=山本作兵衛、日本初の登録(時事ドットコム 2011/5/26付けの記事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011052600091
参考:
『アンネの日記』など、ユネスコの「世界の記憶」として新たに登録
http://current.ndl.go.jp/node/13873
CA918 – 「世界の記憶」:ユネスコの新規プログラム / 安江明夫
http://current.ndl.go.jp/ca918