北米研究図書館協会(ARL)、図書館における生成人工知能(AI)利用に関するアンケート結果を発表

2023年5月9日付けの北米研究図書館協会(ARL)のブログ記事で、図書館における生成人工知能(AI)利用に関するアンケートの実施結果が発表されています。

アンケートは加盟図書館員19人を対象に2023年4月に実施されたものです。主な結果は以下のとおりです。

・今後1年の間に生成AIが図書館サービスに与える影響について、回答者の53%が「どちらかというと肯定的」、11%が「肯定的」であると回答した。

・図書館での生成AIの導入状況について、約11%の図書館が「積極的に導入している」、約32%が「可能性を模索している」、約32%が「近い将来の導入を検討している」と回答した。

・図書館での生成AIの活用方法としては、「利用者をサポートするチャットボット」「書誌やメタデータ作成の自動化」「文献のおすすめ」等が挙げられたが、生成AIの乱用や偏見、著作権の問題を予想する回答もみられた。

ARLは、加盟図書館員が生成AI技術の活用において協働し、経験や知見、ベストプラクティスを共有する機会を設けることを予定しており、今回のアンケートはサンプルサイズが限られたものだったが、今後も多くの加盟図書館員と対話を続け、働きかけていくとしています。

Quick Poll Results: ARL Member Representatives on Generative AI in Libraries(ARL, 2023/5/9)
https://www.arl.org/blog/quick-poll-results-arl-member-representatives-on-generative-ai-in-libraries/

参考:
ユネスコ、高等教育におけるChatGPT利用のクイックスタートガイドを公開 [2023年04月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/180894

チャットボットChatGPTが共著者として記載された研究論文(記事紹介)[2023年01月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/171366