2023年4月27日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、[調査資料-327]として、報告書「論文のオープンアクセスとプレプリントに関する実態調査2022:オープンサイエンスにおける日本の現状」を公開したと発表しました。
同調査は、日本の研究者による論文・プレプリントの入手・公開の状況と、その認識について、2022年7月から8月にかけてオンラインで実施され、1,104人から回答があったとしています。
主な結果として、研究に必要な論文を十分に入手できている研究者は42.0%であること、論文のオープンアクセス(OA)経験を有していたのは83.3%であること、プレプリントの入手経験を有していたのは67.3%、公開経験を有していたのは29.5%であり、いずれも2020年調査時より増加していること等が述べられています。
「論文のオープンアクセスとプレプリントに関する実態調査2022:オープンサイエンスにおける日本の現状[調査資料-327]」を公開しました(4/27)(NISTEP, 2023/4/27)
https://www.nistep.go.jp/archives/54810
「論文のオープンアクセスと プレプリントに関する実態調査 2022 :オープンサイエンスにおける日本の現状」
https://doi.org/10.15108/rm327
参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「研究活動における オープンソース・データの利用に関する簡易調査」を公開 [2023年01月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/171461
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、報告書「オープンアクセスを巡る日本の大学の研究者の現状:政策動向の概観とNISTEP定点調査2020から導く政策的示唆」を公開 [2022年04月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/45941
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「研究データ公開と論文のオープンアクセスに関する実態調査2020」を公開 [2021年12月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/45267
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「プレプリントの利活用と認識に関する調査」を公開 [2021年02月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/43288