科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、報告書「オープンアクセスを巡る日本の大学の研究者の現状:政策動向の概観とNISTEP定点調査2020から導く政策的示唆」を公開

2022年4月4日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、[DISCUSSION PAPER No.206]として、報告書「オープンアクセスを巡る日本の大学の研究者の現状:政策動向の概観とNISTEP定点調査2020から導く政策的示唆」を公開したと発表しました。

同報告書は、2015年以降の国内外の主要なオープンアクセス(OA)関連の政策動向を概観するとともに、論文へのアクセスや論文のOA化に関して日本の大学に所属する研究者が置かれている現状を把握し、今後の日本の学術情報流通に関する政策的示唆をもたらすことを目的としています。「科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2020)」のデータを基に、自然科学系の研究者1,275人の回答の分析を行った結果がまとめられています。

要旨では、OA化に特化した支援制度がないために研究機関が論文処理費用(APC)の支払額を推定することが困難となっていること、一部の研究者はAPCが高額なためOA誌への投稿を断念していること、グリーンOAを推進しつつナショナルライセンス導入を目指す、インドが模索している方針がモデルの一つとなり得ること等が述べられています。

「オープンアクセスを巡る日本の大学の研究者の現状:政策動向の概観とNISTEP定点調査2020から導く政策的示唆」[DISCUSSION PAPER No.206]の公表について(NISTEP, 2022/4/4)
https://www.nistep.go.jp/archives/51278

オープンアクセスを巡る日本の大学の研究者の現状:政策動向の概観とNISTEP定点調査2020から導く政策的示唆
http://hdl.handle.net/11035/00006721

参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「研究データ公開と論⽂のオープンアクセスに関する実態調査2020」を公開
Posted 2021年12月1日
https://current.ndl.go.jp/node/45267

インドにおける国単位での学術文献購読契約の計画(記事紹介)
Posted 2020年10月14日
https://current.ndl.go.jp/node/42269

CA2013 – 論文公開手段としてのオープンアクセスジャーナルの有効性 / 浅井澄子
カレントアウェアネス No.351 2022年03月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2013