2016年10月26日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、人工知能に関する以下2件の報告書を公表しました。
・第10回科学技術予測にみる人工知能・情報技術が切り拓く未来[調査資料-252]
・国際・国内会議録の簡易分析に基づく我が国の人工知能研究動向把握の試み[調査資料-253]
前者では、2016年1月閣議決定の第5期科学技術基本計画に先立って実施された第10回科学技術予測調査におけるシナリオと、2016年3月に有識者を招いて行ったミニワークショップで指摘された、15年から20年後に想定される情報技術を中心とした社会のあり方や、そのために必要な研究・技術の課題・論点についてまとめられています。
後者では、今後の人工知能研究の動向分析に向けた検討用資料の作成を目的に、人工知能の著名な国際会議の会議録における主要国別の発表数を把握することで、この分野における日本の存在感(参画度)が検討されています。また、これら会議の講演タイトルと、人工知能学会全国大会の会議録に掲載された講演タイトルとの比較分析から、日本と世界の研究動向の差異についても検討されています。
第10回科学技術予測にみる人工知能・情報技術が切り拓く未来[調査資料-252]の公表について(NISTEP、2016/10/26)
http://www.nistep.go.jp/archives/30111
http://hdl.handle.net/11035/3151
国際・国内会議録の簡易分析に基づく我が国の人工知能研究動向把握の試み[調査資料-253]の公表について(NISTEP、2016/10/26)
http://www.nistep.go.jp/archives/30120
http://hdl.handle.net/11035/3152
参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、報告書「ジャーナルに注目した主要国の論文発表の特徴―オープンアクセス、出版国、使用言語の分析」を公開
Posted 2016年10月7日
http://current.ndl.go.jp/node/32691
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、「データ・情報基盤の今後の方向性の検討 ~国際動向調査とインタビュー調査を踏まえて~」の報告書を公開
Posted 2016年9月2日
http://current.ndl.go.jp/node/32456