2020年11月4日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、2020年6月30日に公表した[DISCUSSION PAPER No. 186]「COVID-19 / SARS-CoV-2 関連のプレプリントを用いた研究動向の試行的分析」の補遺を公表したことを発表しました。
NISTEPは、主要なプレプリントサーバにおける新型コロナウイルス感染症に関する研究の概況を調査した[DISCUSSION PAPER No. 186]の公表後も状況が激しく変化していることから、2020年9月末時点のデータを追加して同様の分析を行い、新たに国・地域ごとの特徴の把握も試みた補遺を作成しました。
補遺では改めて行われた調査の結果として、2020年5月末頃をピークとしてプレプリントの投稿数が減少していること、研究トピック自体に変化はないこと、研究トピックの比重が徐々に社会経済・公衆衛生等にシフトしてきていること、などを報告しています。また、新たに追加した国・地域の分析においては、2020年5月以降、中国に代わって米国の投稿数が伸びていることを指摘しています。
COVID-19 / SARS-CoV-2 関連のプレプリントを用いた研究動向の試行的分析[DISCUSSION PAPER No. 186]の補遺の公表について(NISTEP,2020/11/4)
https://www.nistep.go.jp/archives/45965
COVID-19 / SARS-CoV-2 関連のプレプリントを用いた研究動向の試行的分析
http://hdl.handle.net/11035/00006646
参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、報告書「COVID-19 / SARS-CoV-2 関連のプレプリントを用いた研究動向の試行的分析」を公開
Posted 2020年7月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41412
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、報告書「arXiv に着目したプレプリントの分析」を公表
Posted 2020年8月28日
https://current.ndl.go.jp/node/41856