科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、サイエンスマップ2018を公表

2020年11月25日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、論文データベース分析により国際的に注目を集めている研究領域を俯瞰した「サイエンスマップ2018」(2013年から2018年が対象)を発表しました。

「サイエンスマップ2018」では902の国際的に注目を集めている研究領域が見い出されました。日本の参画領域数は前回発表した「サイエンスマップ2016」における299領域から25領域減少し、参画領域割合も3ポイント減少して30%となりました。中国のシェアが50%以上を占める研究領域数が148領域存在しており、中国の先導により形成される研究領域数が拡大している一方で、現状では中国内での引用が多い状況であることも指摘されています。

発表では、人工知能が関係している研究領域の動向、社会科学等が関係している研究領域の動向の分析も行ったこと、インタラクティブにサイエンスマップの表示が可能なウェブ版もあわせて公開していることも紹介しています。

サイエンスマップ2018[NISTEP REPORT No.187]の公表について(NISTEP, 2020/11/25)
https://www.nistep.go.jp/archives/46077

サイエンスマップ2018―論文データベース分析(2013-2018年)による注目される研究領域の動向調査―(文部科学省科学技術・学術政策研究所ライブラリ)
http://hdl.handle.net/11035/00006663

NISTEP サイエンスマップ調査(NISTEP)
https://www.nistep.go.jp/research/science-and-technology-indicators-and-scientometrics/sciencemap

参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、サイエンスマップ2016を発表
Posted 2018年10月12日
https://current.ndl.go.jp/node/36818

科学技術・学術政策研究所、サイエンスマップ2014を発表
Posted 2016年9月12日
http://current.ndl.go.jp/node/32525