英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)、出版物の50%以上がオープンアクセスに

2023年2月6日、英国のケンブリッジ大学出版局(CUP)は、出版物の50%以上がオープンアクセス(OA)になったと発表しました。

発表によると、2022年に約1万件の論文がOAとなり、50%を超えました。CUPは2025年までに研究論文の大多数をOAで出版することを目標としているとあります。また、OAで出版された論文はより多く閲覧・引用されること、CUPがこれまで2,000以上の機関と転換契約を締結していること、持続可能なオープンリサーチのための財政モデルを採用していること等が述べられています。

More than 50 percent of Cambridge research papers now open access(CUP, 2023/2/6)
https://www.cambridge.org/news-and-insights/news/more-than-50-percent-of-cambridge-research-papers-now-open-access

参考:
英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)、一定の売上を達成した学術単行書をオープンアクセス化するパイロットプロジェクト“Flip it Open”の規模拡大を発表 [2022年11月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/47097

E2259 – CUPからのRead & Publishモデル契約の提案について
カレントアウェアネス-E No.391 2020.05.28
https://current.ndl.go.jp/e2259

CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向
カレントアウェアネス No.344 2020.06.20
https://current.ndl.go.jp/ca1977