カレントアウェアネス
No.347 2021年03月20日
CA1992
米国イェール大学図書館における日本語エフェメラ資料の収集・整理・提供の実例
イェール大学東アジア図書館:中村治子(なかむらはるこ)
1.はじめに
本稿では、米国イェール大学図書館(以下「当館」)のコレクションを通じて、日本のLGBTQグループと日本映画関連のエフェメラ資料の収集、整理、および利用者へのアクセスを提供するプロセスを紹介する。
2.イェール大学図書館の日本語エフェメラ資料コレクション
Japanese lesbian, gay, bisexual, transgender, and queer collection(以下「LGBTQコレクション」)(1)(2)は主に首都圏の性的マイノリティなどの団体によって1990年代から現在までに配布されたチラシ、ニュースレター、パンフレットなどの収集を目的としている。現時点で4箱のアーカイブボックス(横12.5インチ、縦10.25インチ、幅5インチ)が所蔵され、他の4箱の資料が整理中となっている。
またJapanese Film Ephemera Collection(以下「映画コレクション」)(3)は、1970 年頃から現在までのチラシ、プレスキット、劇場パンフレット、映画ニュースレター、カタログなどの宣伝資料が主となり、600人を超える現代日本映画の監督、作品、そして主要な映画祭や映画イベント関連の資料を含んでいる。現時点でアーカイブボックス16箱分を公開し、加えて30箱以上の資料整理を進めている。両コレクションともManuscripts and Archives(以下「文書館」)の所蔵となるが、他の日本LGBTQや映画の関連資料を所蔵する東アジア図書館の特別コレクション(CA1885参照)としても紹介している。
現在も収集が続けられており、寄贈者へのコミュニケーションや資料購入及び寄託費の支払い・運送などの米国からの収集、また日本語を用いてのガイド作成など日本語エフェメラ資料収集に特有な課題も提起している。
3.エフェメラ資料とは
米国アーキビスト協会(SAA)が定義するエフェメラとは「特定の限定された目的のために作成され、通常は使用後に廃棄されるように考慮された資料(主には印刷された文書)」とされ、通常は記録されることのない、一時的ではかない情報を読み取れる資料として活用することが出来る(4)。公に普及する資料ではなく、いわゆる灰色文献(CA1952参照)であり、従来の出版物からはうかがうことが困難な、限定されたコミュニティの状況を垣間見ることが出来るため、研究方法や内容によっては貴重な資料群となりうるが、組織的な収集や保存が行われなければ紛失と廃棄のリスクが高くなる。
最近、日本ではLGBTQの社会的認知度が上がりつつあるが、芸能界や政治的活動以外の個人やコミュニティに関する情報などは、いまだにチラシやニュースレター、またはTwitterやブログなどの電子媒体での発信が多く、研究に有益な情報は保存されにくい現状にある。また現代の日本映画や視覚文化も、通常の図書館資料として保存されにくいチラシやパンフレットなどを通じ、数多くの映画製作者やその作品の包括的な情報を提供している。以上のような理由から、LGBTQ関連のニュースレターや映画のチラシなどは、幅広い調査と研究を可能にし、希少性が高く重要なエフェメラ資料と言える。
4.エフェメラ資料の収集
周知のように、アーカイブコレクションが図書館に所蔵されるケースは主に二通りある。一つは個人や機関が特定の目的のために構築したコレクションが、後年図書館に寄贈または購入されるケースであり、もう一つは今後の研究の関心傾向、資料価値や希少性を考慮して、アーキビストや司書が図書館のコレクションとして意図的に構築を試みる場合である。いずれも一つの資料群をアーカイブコレクションとして確立するためには、収集・整理・保存のための周到な計画策定に膨大な時間と労務を要する。特に後者は、収集前に大学ですでに所蔵されているコレクションとの調和、他の所蔵機関の調査、構築する資料の構成、入手方法などを熟考し、コレクションが継続的に収集される場合は持続可能な資金計画も必要となる。この時点で、収集後に資料をどれだけ詳細な分類で整理し、ガイドを提供するか、それに要する人件費、中性紙箱やファイルなどの保存用品の出費も計画する。また、写真やフィルムなどの紙媒体以外の保存方法を取り決める部署など、各部署との綿密な調整は準備が周到なほど、後のコレクション構築の成功につながる。
当館の両コレクションが実際に所蔵されている文書館には、アーカイブを構築、提供する全ての過程で必要となる専門的知識や経験が豊富なアーキビストが所属し、設備も整っている。実際に両コレクションの構築を主導したのは東アジア図書館に所属している日本語資料専門の司書だが、アーカイブ資料を取り扱う様々なトレーニングなども含め、コレクション構築を遂行するために文書館のサポートは大きな後押しとなった。
エフェメラ資料は市販の出版物と異なり広範囲で配布されないため、一般の流通経由とは違った入手方法が必要となる。資料の出所を把握し、寄贈者と交渉するなど、収集のためにさらなる手間と時間を考慮しなければならない。
当館の場合は両コレクションとも後者の意図的に構築を開始したケースとなる(5)が、日本映画コレクションは本学のアーロン・ジェロー(Aaron Gerow)教授から2005年頃にコレクションの構築が提案された(6)。すでに日本の映画研究関連資料を積極的に収集していたことや、エフェメラ資料が海外からのアクセスの困難な資料であることも考慮され、各図書館の部署と調整をした上で構築を開始した。現時点でコレクションの大半は、同教授が日本で定期的に収集している資料の寄贈で構成されているが、その他にこのコレクションを知った有志からの寄贈や、図書館司書などの大学関係者が日本へ訪れた際に収集することもある。
LGBTQコレクションの場合、本学はもとよりLGBTQ研究が盛んであることから、当館では関連資料収集に取り組んできた。2004年には日本LGBTQ研究に携わる教授が赴任したことを踏まえ、『薔薇族』をはじめとした重要な日本の関連書籍の収集にも努めた。日米両国の公的機関によるLGBTQ関連のエフェメラ資料の収集は多くない中で、当館では日本LGBTQ関連のエフェメラ資料の収集を2013年より開始している。
当初、閉鎖的な性的マイノリティコミュニティへのアプローチは、寄贈者に疑心を与え収集が進まなかったことから、現在当館では日本の二人の研究者を招聘して、細心の注意を払い資料を収集している。いずれもジェンダー論に知悉した社会学者であり、一人は性的マイノリティの現場をフィールドとする、セクシュアリティ研究の専門家である。フィールドで培った人間関係をもとに、当事者たちへ資料収集に関する説明や、信頼関係を維持するため継続的な連絡を行っている。もう一人は文化表象の言説分析を行っており、資料を利用する研究者の視点を併せ持っている。それゆえ資料収集の必要性を、当事者が納得できるよう論理的に説明している。
両コレクションとも学内・学外の研究者の学術的知識を生かして収集が行われるが、これらの協力者へも図書館での資料の購入、送付、収集後の整理など、どの様な方法で資料収集が可能か可能でないかの説明等、この過程でも念入りな調整が必要になる。
5.当事者への配慮とプライバシー
また、寄贈者や資料に関係する当事者のプライバシーや、問題意識への配慮なども十分な考慮が必要となる。特にLGBTQ関連資料の収集の際は数人の寄贈者からプライバシーについての懸念があった。チラシやパンフレットなどのエフェメラは一般的に配布が目的で作成された資料であり、組織団体の内部記録や個人原稿などのアーカイブとは若干異なる。しかしその内容は、一部の限られた地域のコミュニティのみを対象としていることが多く(CA1725参照)、資料が大学のリポジトリに配置されれば、LGBTQコミュニティ外部からのアクセスが可能になることから、LGBTQコミュニティなどではこのような露出を不要と見なす意見もある。
米国のアーカイブのコミュニティは、いくつかの方法でこの様なプライバシーの問題に対応している。例えば、個人の寄付としてコレクションを取得する際は、アクセスを制限する合意・契約が機関と寄付者間で交渉され、制限の期間、または終了日が掲載され、コレクションによっては寄贈後100年先まで公開されない場合も多くある。また、コレクション内の特定の資料の複製の制限などをガイドに記述する場合もある。当館のコレクションはまだ資料群の利用も少ないが、将来的にコレクションが増加しこの様な懸念が強くなる場合は、特定の資料の利用を合意された開示日まで制限するような対処も考慮している。また、コレクションのガイドに差別的な用語を使用しない、もしくは注記するなどの配慮も必要となる。
例えば当館では長年の間に収集された日系米国人関連の複数のアーカイブコレクションのガイドに含まれる差別的な用語を改訂するプロジェクト(7)が実施されている。これは米国で最近問題となったブラック・ライヴズ・マター(BLM)運動(8)によるマイノリティグループに対しての意識改革にも関連し、近年の米国議会図書館件名標目(LCSH)の変更要求運動(9)など、図書館資料の多様性や紹介の仕方(10)(11)を見直す動きを踏まえている(12)。
6.エフェメラ資料の整理と提供
収集された資料は媒体や主題などのカテゴリが全体的に吟味され、コレクションの構成が決定する。コレクションを編成するスキームは明確で整然としたものである一方、将来コレクションが拡大することを考慮し包括的である必要がある。スキームを確立するためには、資料一つ一つが明確に分類できるよう、コレクション全体に一貫している分類を見出す事が重要となる。この分類が曖昧になると、資料を実際に整理する学生アシスタントなどの独自の判断が強く反映され、利用者が検索する際に混乱が生じる。
例えば、当初LGBTQコレクションには資料の作成日、媒体形式、関連団体、または対象者別のカテゴリなどが考慮された。しかし、特にエフェメラ資料はその様な情報が曖昧で明確に確認できない場合も多い。コレクションによっては媒体別や用途別などで分類する場合もあるが、LGBTQコレクションの場合は全体として媒体の種類も少なく、研究者にとっても調査などで使いやすい分類ではないとの意見もあった。資料によっては主題(テーマ)別の分類も重複が避けられない場合もあったため、主題と媒体の両方の分類を使用し、関連の団体が発行するニュースレターなどは独自のシリーズで配置することにした。
映画コレクションも資料の全体を検討したうえで、第一シリーズは監督名別の映画関連資料、第二は映画プログラムやフェスティバル、第三は映画のジャーナルやニュースレターという構成になった。この他にも複数の監督が手掛けている映画は題名順に並べられ、一点の資料に複数の題名がある場合はセミコロンで区切り、パンフレットも主題の重複を避けるために更にサブカテゴリに分類するなど、整理の詳細な取り決めを行った。
この時点でコレクションの構成を明確に説明し、利用者が資料を効率良く検索するための手引きとなるファインディングエイドの作成を開始する。項目以外にコレクションの要約、内容の説明、著作権と引用のガイダンスなど、様々な情報も含まれる。また混乱を避けるため、重複の可能性のある分野の範囲を明確にする説明文もコンテンツノートとして追加される。その説明文は特定の学問分野がどのように形成されるか、コレクションの大部分を形成する資料の種類と、ユーザーがどのように利用するかの予測に基づいて作成される。
スキームを決定した後は実際に資料を分類し、資料の情報を入力し始める。この時点から学生のアシスタントがスキームに従って資料を分類し、フォルダーに入れるなどの整理を行う。この過程で分類に何らかの重複や不一致が生じた場合は、さらなる議論を重ねスキームを柔軟に調整、変更する必要がある。このプロセスは冗長で後進的に見えるが、論理的で一貫したスキームを作成することは後の資料追加を可能にし、制限なく拡張が可能になる。資料情報は先にExcelファイルに項目別リストを作成し入力する。LGBTQコレクションであれば資料の主題や団体名、映画コレクションの場合は監督名や映画祭の名称などとなる。イェール大学はアーカイブ管理アプリケーションとして、ArchivesSpaceというオープンソースプラットフォームを図書館のニーズに合わせてカスタマイズした上で使用しているが、学生がトレーニングなしに操作することは困難であるため、先にExcelで情報を入力する。Excelで詳細なリストを作成した後に、文書館のスタッフがデータをアーカイブ分野のメタデータスキーマであるEncoded Archival Description(EAD)に変換し、ArchivesSpaceに取り込みを行い、ファインディングエイドが発行される。その後に収集された資料は作業場で保管、整理され、一定の量になるとファインディングエイドと共にコレクションに追加される。
整理された資料群は文書館の蔵書となり、常勤のスタッフにより、複写などのサービスやセキュリティが完備されている閲覧室でのアクセスを提供する。両コレクションの利用状況としては閲覧室での利用のほか授業や大学主催イベントでの資料紹介やレファレンスなどでも活用されている。また、両コレクションとも大半が現代の資料のため、著作権の問題もあり現時点で組織だったデジタル化の計画はない。しかし、米国に所在する多くのスペシャルコレクションの場合、著作権に関する複写資料の再利用の判断は図書館の利用者に託され、閲覧室でのカメラによる資料複写などが可能な上、依頼があれば高精細画像の複写も請負う図書館も多い。
7.デジタル媒体でのエフェメラ資料
エフェメラ資料でもう一つの興味深い分野は、ボーンデジタルコンテンツの収集とそのデータマイニングである。例えば、日本のあるレズビアン団体のウェブサイトは、当事者の活動やサポートに関する情報が充実しているが、長年にわたって絶えず追加と削除を繰り返し、過去の掲載情報を再閲覧出来ないなど、紙媒体と同様に資料が消失しやすいという性質がある。このようなウェブサイトを保存することによって、日本のLGBTQに関連する問題や、アイデンティティに関する議論、活動の移り変わりなどを追跡するような新しい視点からの研究において、データ操作とデジタルスカラシップなどの新しい研究方法でアプローチすることも可能になる。2019年5月、この様な資料の重要性と将来の研究動向を踏まえ、米国の13大学が加盟するアイビー・プラス図書館連合のうち、当館を含めた6校は、日本の性的マイノリティに関するウェブサイトを収集保存するプロジェクトも発足(E2177参照)させ、さらなる関連コレクション構築にも力を注いでいる。
8.まとめ
図書館におけるエフェメラコレクションは、特定のテーマの直接的で細部にわたる生の情報の提供を可能とするが、収集、整理の難しさ、そしてプライバシーへの懸念などの多くの課題もある。本稿では、日本の性的マイノリティと現代日本映画に特化したエフェメラコレクション構築に焦点を当てているが、日本の特定の国籍や人種、宗教団体など、他の少数グループやサブカルチャーに関連する研究にもエフェメラ資料は有効となりうるし、そのようなコレクションを構築する際に、本文で紹介されたような手法の応用も可能となる。本稿をきっかけとして、このようなコレクションの重要性に対する意識が高まり、類似のアーカイブを収集するための実用的な方法と創造的なアイデアの共有が進むことを願う。
(1) “Japanese lesbian, gay, bisexual, transgender, and queer collection”. Archives at Yale.
http://hdl.handle.net/10079/fa/mssa.ms.2067, (accessed 2020-12-14).
(2) Nakamura, Haruko; Yanagihara, Yoshie; Shida, Tetsuyuki. Current Situation and Challenges of Building a Japanese LGBTQ Ephemera Collection at Yale. Journal of East Asian Libraries. 2017, Vol. 2017, No. 165, Article 5.
https://scholarsarchive.byu.edu/jeal/vol2017/iss165/5, (accessed 2020-12-14).
(3) “Japanese film ephemera collection”. Archives at Yale.
http://hdl.handle.net/10079/fa/mssa.ms.1905, (accessed 2020-12-14).
(4) Pearce-Moses, Richard. A Glossary of Archival and Records Terminology. The Society of American Archivists, 2005, p. 149.
http://files.archivists.org/pubs/free/SAA-Glossary-2005.pdf, (accessed 2020-12-14).
(5) 個人や機関が特定の目的のために構築したコレクションの当館への寄贈例としては、映画監督の土本典明氏のコレクションが挙げられる。
“Noriaki Tsuchimoto papers”. Archives at Yale.
http://hdl.handle.net/10079/fa/mssa.ms.2115, (accessed 2020-12-14).
(6) Gerow, Aaron. “The Japanese film ephemera at Yale”. Tangemania – Aaron Gerow’s Japanese Film Page. 2011-10-24.
http://www.aarongerow.com/news/the-japanese-film-ephemera.html, (accessed 2021-01-10).
(7) Tai, Jessica. Cultural Humility as a Framework for Anti-Oppressive Archival Description. Journal of Critical Library and Information Studies. 2020, Vol. 3 : Radical Empathy in Archival Practice (Pre-Prints).
https://journals.litwinbooks.com/index.php/jclis/article/view/120/75,(accessed 2021-01-10).
(8) BLM運動については以下などを参照。
“Black Lives Matterが意味するもの”. NHK. 2020-06-19.
https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/demonstration/demonstration_01.html, (参照 2021-01-10).
“Black Lives Matter”. Newsweek.
https://www.newsweek.com/topic/black-lives-matter, (accessed 2021-01-10).
以前より人種やジェンダーなどの少数グループを代表するバランスの取れた図書館の資料構築などが謳われてきたが、BLM運動により図書館と「Diversity, Equity, & Inclusion (DEI:多様性、公平性、包括性)」に関する議論がさらに活発になってきている。
(9) 近年、米国ではLCSHの件名「illegal aliens(不法滞在者)」について、変更を要求する運動が展開されている。詳細は以下などを参照。
“Change the Subject”. Dartmouth University Library.
https://www.library.dartmouth.edu/digital/digital-collections/change-the-subject, (accessed 2021-01-10).
“Change the Subject: A Documentary About Labels, Libraries and Activism”. UCLA Library.
https://www.library.ucla.edu/events/change-subject-labels-libraries-activism, (accessed 2021-01-10).
“‘Words matter’: Why the UC Berkeley Library is embracing another term for ‘illegal aliens’”. Berkeley Library News. 2020-11-17.
https://news.lib.berkeley.edu/words-matter, (accessed 2021-01-10).
“Metadata for Everyone: Inclusive Description at the Duke University Libraries”. Duke University Libraries. 2020-11-23.
https://blogs.library.duke.edu/signalboost/2020/11/23/metadata-for-everyone-inclusive-description-at-the-duke-university-libraries/, (accessed 2021-01-10).
“Biden wants to remove this controversial word from US laws”. CNN. 2021-01-21.
https://www.cnn.com/2021/01/21/politics/alien-biden-immigration-law/index.html, (accessed 2021-02-05).
(10) Kronk, Clare; Watson, Brian M. “2020-July-08 Workshopping Queeries: vocabularies & ethical cataloging (Clair Kronk, Brian M. Watson)”. YouTube. 2020-07-09.
https://www.youtube.com/watch?v=Q4aUEo5WkVI, (accessed 2021-01-10).
(11) Wagner, T.L.; Crowley, A. Why are bathrooms inclusive if the stacks exclude? Systemic exclusion of trans and gender nonconforming persons in post-Trump academic librarianship. Reference Services Review, 2020, Vol. 48, No. 1, p. 159-181.
(12) “Readings & Media on Diversity, Equity & Inclusion:Libraries and Diversity, Equity, & Inclusion”. UMass Amharst Libraries.
https://guides.library.umass.edu/DEI-readings/libraries, (accessed 2020-12-14).
[受理:2021-02-16]
中村治子. 米国イェール大学図書館における日本語エフェメラ資料の収集・整理・提供の実例. カレントアウェアネス. 2021, (347), CA1992, p. 6-9.
https://current.ndl.go.jp/ca1992
DOI:
https://doi.org/10.11501/11648993
Nakamura Haruko
Building Japanese Ephemera Collections at Yale:Case Studies in Acquisition, Cataloging and Access