CA1957 – 図書館による演奏会 / 野村 明日香

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カレントアウェアネス
No.341 2019年9月20日

 

CA1957

 

図書館による演奏会

電子情報部電子情報サービス課:野村明日香(のむらあすか)

 

はじめに

 図書館と「コンサート」、「演奏会」という組み合わせは不思議に感じられるかもしれない。しかし、公共図書館や学校図書館、大学図書館を中心に演奏会が開催され、関連する事前広報や活動報告が各図書館のウェブサイト上で数多く確認できる。

 演奏会自体は、社交、精神的充足感を提供し、表現欲を満たすといった性質があり(1)、奏者と観客が空間を共有できるという魅力を持つイベントとされる(2)。これに加え、図書館により開催される演奏会は、気軽に参加可能、施設の広報(3)等の側面があり、参加者の感想から奏者と観客の距離が物理的・心理的に近い(4)という特徴がうかがえる。ただし、上記の性質は他の施設で実施される演奏会にも共通する部分がある(5)

 それでは、何故、「静かな場所」と思われている図書館が演奏会を開催するのだろうか。本稿では、主に日本国内の公共図書館と学校図書館、大学図書館の実践を中心に、「来館・利用の機会」、「多様な対象へのアプローチ」、「コミュニティの活性化」の3点から図書館特有の理由、意義を整理したい。

 

1. 来館・利用の機会

 演奏会の開催は、図書館自体やサービス、資料を普段と異なる切り口で提示し、興味を引くことで利用や来館の契機となると考えられる(6)。これに関して、資料やサービスの提示、図書館イメージの2点を挙げる。

 1つは、音楽による資料やサービスの演出である。北村(7)はイベントによる図書館の利用促進における本の演出の重要性を指摘するが、音楽の利用は有用な手法と思われる。図書館による演奏会は、奏者や楽曲、楽器に関する資料の紹介・展示(8)、書籍や作家に関する楽曲の演奏(9)、朗読と演奏の組み合わせ(10)等の工夫が容易であると思われる。例えば、演奏と資料を組み合わせることで、音楽と資料が互いにイメージを膨らませる材料となり、作家や読書への興味喚起につなげることを意図した事例(11)や、演奏会の内容に関連した情報の探索方法を提供することで、図書館サービスの認知や利用を促そうとする事例(12)が見られる。

 2つ目に、図書館のイメージ変化の嚆矢としての役割が挙げられる。図書館らしくないイベントを実施することは、新規来館者の獲得に有効であることが指摘されている(13)。また、庄司らの研究によると、図書館を利用しない理由として、主に「苦手」「不必要」「利用不便」があるが、中でも、静かすぎる、なんとなく苦手、敷居が高いといった「苦手」意識には、図書館に対する「堅苦しい」「緊張した」イメージが関係しているという(14)。演奏会を開催することは、こういったイメージを裏切り、気軽で、リラックスした雰囲気を演出できると考えられる。他に、演奏会の実現を通して、懐の深い場所として印象付けを行う可能性を示唆する意見がある(15)。加えて、図書館という機関・場所に対する親しみを喚起している事例(16)もあることから、来館に対する心理的障壁を軽減する効果が期待できるのではないだろうか。

 

2. 多様な対象へのアプローチ

 国際図書館連盟(IFLA)の多文化サービスに関するガイドラインでは、図書館により開催される社会・文化的活動は、すべての文化的集団に向けたものであることを求めている(17)が、音楽演奏のイベントは、この要請に応えることが可能と考えられる。以下では、主にルーツと年齢層に焦点を当てる。

 演奏会は民族・言語・文化的ルーツを越えた働きかけが可能と言える。時間と文化を越えて共有できるという性質(18)を持つとされる音楽を、図書館や併設の施設で演奏する催しは、他国にルーツを持つ人にとって、気軽な来館や他の来館者とのコミュニケーションの機会になるのではないか。さらに、奏者として参加し、文化において集合的アイデンティティの重要な要素である音楽(19)を通して、自国文化を紹介する例もあった(20)。この方法で開催することは、図書館にとって、「IFLA/UNESCO 多文化図書館宣言」が掲げる、文化的多様性の価値の認識促進、文化的多様性を持つ人々や集団の社会参加支援等(21)を実践する手段にもなる。

 また、演奏会は、幅広い年代を対象に設定できる。図書館による演奏会は誰でも参加できるものが多く見受けられる(22)が、例えば、子どもを意識した選曲や親子で参加可能な形式とすれば、子どもや家族連れ向けのイベントとして開催することができる(23)。また、地域や学内のジュニア音楽団体、部活動等と協力して開催し、中学生や高校生といったヤングアダルト(YA)をイベント運営に巻き込むことで、奏者、観客両方の立場のYAに対する、図書館の活動、資料等のアピールにつながっている事例がある(24)。加えて、音楽は感情、意味を共有する、言葉以外のツールの 1 つという側面を持つとされ(25)、IFLAの認知症患者のためのガイドラインでは、特に、認知症を発症した高齢者にとっては、感情表現、過去の想起、リラックスの機会を提供するものであり、言語での交流が困難となっても楽しむことができるものと指摘している(26)

 以上のように、音楽が持つ性質及び曲目や出演者、開催方法の組み合わせが多様であるという演奏会の特徴により、図書館サービスの対象となる様々な集団に向けたイベントの展開が可能となっている。

 

3. コミュニティの活性化

 演奏会の開催は、図書館自体の活性化だけではなく、周囲のコミュニティの活性化を図る手段にもなり得る。以下では、交流と文化振興の観点からまとめる。

 特に、公共図書館における演奏会には、住民が演奏や運営に携わる(27)、大学(28)、企業(29)と図書館が共催する等、図書館単体ではなく、地域内の個人や組織と協力して開催される例が見受けられた。こうした連携により、それぞれが単体で開催する場合よりも企画の質が向上するだけでなく、準備の過程で交流が生まれ、図書館との関係構築につながり、企画運営の参加者は図書館を自分の場所として捉えられるようになるとの意見もある(30)。加えて、来館者同士の関わり合いも期待でき(31)、演奏会を開催する中で、準備段階での交流や当日の職員、奏者、観客間の音楽、言葉、資料を通じた交流が発生し、地域のコミュニティ形成や結びつきの強化につながると考えられる(32)

 また、ちょうどその日に来館していた人が音につられて演奏会に訪れ、音楽に興味を持つという偶然の出会い(33)や、以前からの関心に刺激を与えた事例(34)がある。特に、公共図書館は、「ユネスコ公共図書館宣言」において個人の創造的な発展のための機会提供、青少年の想像力・創造力を刺激すること、あらゆる公演芸術の文化的表現に接する機会の提供といった使命を負っている(35)。図書館による演奏会開催は、この使命を果たすための方法の 1 つとなるのではないか。さらに、奏者側への発表や表現の場の提供を通し、図書館を取り巻くコミュニティの文化や文化活動を振興することを目的として開催されている例も散見された(36)

 このように、交流を通じた人や組織間の結びつき強化、地域の文化・文化活動振興につながるものとして演奏会が開催されていると考えられる。

 

おわりに

 図書館による演奏会は、図書館サービスを資料以外の面からサービス対象者に届けるための工夫や、図書館の周囲への働きかけの手段と目されていると考えられる。もちろん、静かな場所としてのニーズとの関係をはじめとした課題は存在すると思われるが、図書館サービスのあり方を模索するうえで、参考になる実践なのではないか。

 演奏会の開催をはじめとした、一見すると「図書館らしく」ない手法も含めて、今後の図書館サービスの展開を注視していきたい。

 

(1) ヴァルター・ザルメン著, 上尾信也, 網野公一訳. コンサートの文化史. 柏書房, 1994, p. 2, (ポテンティア叢書, 33).

(2) 日本建築学会編. 音楽空間への誘い : コンサートホールの楽しみ. 鹿島出版会, 2002, p. 57.

(3) 施設自体の広報としては、節目に開催されている例が挙げられる。
“大宮図書館でオープニング記念コンサートが開催されます!”. さいたま市図書館. 2019-05-07.
https://www.lib.city.saitama.jp/infoevent;jsessionid=B478652CE281A84F6BB2CF569EADD0AC?0&pid=2197, (参照 2019-05-13).
“図書館コンサート開催”. 村山市立図書館. 2017-06-20.
http://www.shoyo-plaza.jp/library/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=306, (参照 2019-04-18).

(4) 特に図書館内や図書館付近(エントランス等)で開催される演奏会に、より顕著な特徴であると思われる。例えば、以下では「家庭的」という感想が寄せられている。
“秋の図書館ロビーコンサートを開催しました。”. 世田谷区立図書館. 2016-10-15.
https://libweb.city.setagaya.tokyo.jp/main/0000000019/article.html, (参照 2019-04-18).

(5) 文化会館エントランスホールの音楽会でも同様の記述がある。 加藤清次. 生涯音楽学習の活動:みんなの音楽、みんなで音楽 ふだん着で気楽に参加できる音楽会“さわやか音楽会”について. 音楽文化の創造:cmc. 2002, 26, p. 70-73.

(6) 開催報告の写真から、多くの人が来館している様子を確認できる。
“小幡記念図書館で読書&音楽会を開催しました”. 中津市. 2018-11-29.
https://www.city-nakatsu.jp/infodoc/2018112900048/, (参照 2019-04-16).
“図書館ライブ”. 北陸学園北陸高等学校. 2018-09-12.
http://www.hokuriku.ed.jp/diary/today/entry-2338.html, (参照 2019-04-22).

(7) 北村志麻. 図書館員のためのイベント実践講座. 樹村房, 2017, p. 7.

(8) 資料の紹介や展示の一例として以下の横浜市磯子図書館の事例が挙げられる。
“図書館でコンサート!?”. 磯子Magazine. 2011-04-30.
https://isomaga.com/topics/110430_toshokan_concert.htm, (参照 2019-04-15).

(9) 知多市立図書館(愛知県)では新美南吉に関するイベントの一環として、朗読と音楽演奏のイベントが開催された。 知多市立中央図書館. 図書館だより. 2017, (445).
https://www.lib.city.chita.aichi.jp/manage/contents/upload/598be14f30f98.pdf?idSubTop=1, (参照 2019-04-18).

(10) 横浜市神奈川図書館では、宮沢賢治の作品の世界を楽しむために、朗読と演奏を組み合わせた行事が実施された。 “チェロと朗読でつづる「なめとこ山の熊」”. 横浜市.
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/library/event/03.html#kanagawa, (参照 2019-04-17).

(11) 新宿区立中央図書館では、音楽演奏により夏目漱石の作品や漱石が生きた時代の様子を感じるために以下が開催された。
“図書館で漱石音楽会と漱石映画会を開催”. 新宿区.
https://www.city.shinjuku.lg.jp/whatsnew/pub/2007/1208-02.html, (参照 2019-04-23).

(12) 大阪市立中央図書館では、楽曲や出演者に絡めて図書館サービスの案内を行い、利用を促す工夫を行っている。
“【中央】ピアノコンサートをきっかけに図書館を利用してみませんか?”. 大阪市立図書館.
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joujqjdin-6714#_6714, (参照 2019-04-22).

(13) 北村. 前掲, p. 8, 29.
特に、併設する会議室等ではなく、閲覧室での開催は、斬新さから反響を呼んだ以下のような例があり、大きな効果が予想される。
吉田新治. 特集, 音楽と図書館: 閲覧室がコンサートホールに. みんなの図書館. 1990, (159), p. 7-11.

(14) 庄司名奈恵, 小島隆矢. 公共図書館の評価に関する研究―その2 図書館イメージと利用経験・利用行動の関連分析―. 学術講演梗概集D-1分冊. 2011, p. 117-120.

(15) 酒見佳世. ライブラリーコンサートin日吉-図書館がコンサートホールになった日-. MediaNet. 2017, (24), p. 40-41.
http://www.lib.keio.ac.jp/publication/medianet/article/pdf/02400400.pdf, (参照 2019-07-10).

(16) 図書館に対する親しみについて、以下で言及されている。
“図書館自慢~南さつま市立図書館~”. 鹿児島県図書館協会.
https://www.library.pref.kagoshima.jp/kentokyo/?p=10521, (参照 2019-05-09).
“図書館ミニコンサートを開催しました(島田図書館)”. 島田市立図書館.
https://www.library-shimada.jp/news/20171213miniconcertreport.html, (参照 2019-04-18).

(17) 国際図書館連盟多文化社会図書館サービス分科会編, 日本図書館協会多文化サービス委員会訳・解説. 多文化コミュニティ―図書館サービスのためのガイドライン―. 日本図書館協会, 2009, p. 40.
https://www.ifla.org/files/assets/library-services-to-multicultural-populations/publications/multicultural-communities-ja.pdf, (参照 2019-07-18).

(18) J.ブラッキング著, 徳丸吉彦訳. 人間の音楽性. 岩波書店, 1978, p. 155, (岩波現代選書, 21).

(19) デトレフ・アルテンブルク著, 加藤拓未訳. 音楽と文化的アイデンティティ. 言語文化. 2010, (27), p. 24-33.
https://www.meijigakuin.ac.jp/gengobunka/bulletins/archive/pdf/2018/27Altenburg-Kato.pdf, (参照 2019-07-16).

(20) 他国出身の奏者が音楽を通し文化を紹介した例に以下がある。
日本図書館協会多文化サービス研究委員会編. 多文化サービス入門. 日本図書館協会, 2004, p. 68, (JLA図書館実践シリーズ, 2).
“中央図書館 ライブラリー・コンサート 1月27日(日)”. 山口市立図書館.
https://www.lib-yama.jp/events/event190112.html, (参照 2019-04-16).

(21) “IFLA/UNESCO Multicultural Library Manifesto”. International Federation of Library Associations and Institutions. 2018-09-11.
https://www.ifla.org/node/8976, (accessed 2019-07-16)

(22) これまで挙げたもの以外で誰でも参加可能な例に以下がある。
“ライブラリーコンサート「二胡グループ演奏会」 (2/16)”. 福井県立図書館.
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/tosyo/category/events/10669.html, (参照 2019-05-10).
“附属図書館企画ミニコンサート「小さい秋のコンサート」のご案内”. 山梨大学. 2018-09-18.
https://www.yamanashi.ac.jp/19224, (参照 2019-06-20).

(23) 子ども、家族連れを意識したイベントとして、以下が挙げられる。
“【イベント】絵本とコラボの演奏会”. 尾道市立図書館. 2019-04-02.
https://www.onomichi-library.jp/?p=5450, (参照 2019-04-23).
次の文献にも親子連れを意識した演奏会に関する記述がある。
講演会・コンサート. TRCほんわかだより. 1998, (132), p. 52-54.

(24) YAを巻き込んだイベントの例として、以下が挙げられる。
静岡市立図書館では、YAが本の紹介、関連楽曲の演奏を行うYAコンサートが実施された。読書への興味がうかがえる感想や、若い世代に向けたアプローチとして評価する声が寄せられている。
“第1回YAコンサート「音楽が彩る本の世界」開催!!”. 静岡市立図書館.
https://www.toshokan.city.shizuoka.jp/?page_id=740, ( 参照 2019-04-16).
岡山市立幸町図書館の事例では、進行等は全てオーケストラに所属する中学生、高校生が行っている。
“「幸町図書館 岡山市ジュニアオーケストラミニコンサート」の様子(平成21年8月開催)”. 岡山市.
http://www.city.okayama.jp/kyouiku/chuotoshokan/chuotoshokan_s00131.html, (参照 2019-04-17).

(25) レイモンド・マクドナルドほか編著, 岡本美代子, 東村知子共訳. 音楽アイデンティティ:音楽心理学の新しいアプローチ. 北大路書房, 2011, p. 1.

(26) Mortensen, Helle Arendrup; Nielsen, Gyda Skat. Guidelines for Library Services to Persons with Dementia. International Federation of Library Associations and Institutions, 2007, p. 9,(IFLA Professional Reports, 104).
https://www.ifla.org/files/assets/hq/publications/professional-report/104.pdf, (accessed 2019-06-18).

(27) 注(24)で挙げた演奏会の他にも次のような事例がある。
むつ市立図書館(青森県)では奏者(主に市民)と協力し、市民の文化・芸術活動の発表、交流の場として演奏会が開かれている。 “図書館ギャラリーコンサートを開催しました”. むつ市. 2018-12-10.
http://www.city.mutsu.lg.jp/index.cfm/41,72661,123,919,html, (参照 2019-06-14).
愛荘町立愛知川図書館(滋賀県)は、利用者が図書館の活動に参加できるような働きかけとして、発表の場を提供している。
渡部幹雄. “図書館とまちづくり―愛知川図書館の事例を中心に”. 図書館の活動と経営. 大串夏身編. 青弓社, 2008, p. 54, (図書館の最前線, 5).

(28) 東京音楽大学新キャンパス開校に合わせ、以下が開催された。
“目黒区立図書館と東京音楽大学のコラボで「音楽とおはなし会」を開催しました!”. 目黒区立図書館.
https://www.meguro-library.jp/opw/OPS/OPSMESSDETAIL.CSP?PIDNODE=OPSMESS&NODE=Data-ALL&id=100141, (参照 2019-05-30).

(29) 名古屋市山田図書館はネッツトヨタ名古屋株式会社(同地域に本社がある)との共催で以下を開催した。
“山田図書館 「クラシック de 読み聞かせ音楽会」を行いました”. 名古屋市図書館. 2018-10-28.
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_gyouji/entries/20181028_04.html, (参照 2019-04-26).

(30) 相良裕. “地域の図書館 はじめの一歩―諫早市立たらみ図書館の事業実践報告”. 図書館の活動と経営. 大串夏身編. 青弓社, 2008, p. 76-77, (図書館の最前線, 5).

(31) 以下では、田原市図書館(愛知県)で開催されたイベントを通し、既存の利用者と新規の来館者が出会い、別の活動へ発展することへの期待の声がみられる。
大林正智. 図書館だって歌いたい!「うたう図書館」ライブ評.大学の図書館. 2018, 37(2), p. 28.

(32) 学校図書館や大学図書館でも、児童、生徒、学生、教職員、学内団体等と演奏会を開くことで、同様の効果が期待できると思われる。例えば、次が挙げられる。
“大阪大学附属図書館 夜のコンサートシリーズ(12/11・月, 12/22・金)”. 大阪大学.
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2017/12/7589, (参照 2019-06-20).

(33) こういったセレンディピティは、主に閲覧室で開催する場合や開館時間中に実施する場合に、より発生しやすいと予想される。以下の来場者アンケートでは、来館者が偶然演奏会に訪れた例や音楽への興味が喚起されている様子が見られる。
“ライブラリーコンサート 来場者アンケート” [2016]. 慶應義塾大学日吉メディアセンター.
http://www.hc.lib.keio.ac.jp/img/pictures/questionnaire.pdf, (参照 2019-04-20).

(34) “第1回YAコンサート「音楽が彩る本の世界」開催!!”. 静岡市立図書館.
https://www.toshokan.city.shizuoka.jp/?page_id=740, ( 参照 2019-04-16).

(35) “ユネスコ公共図書館宣言”. 日本図書館協会, 1994.
http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/237/Default.aspx, (参照 2019-06-23).

(36) 注(32)の他に、以下でも文化・活動の振興への言及がある。
和歌山県立図書館では、演奏を聴く機会や地域の音楽家の演奏機会を提供し、文化振興等を図るために以下を実施している。
“エントランスコンサート演奏者募集中”. 和歌山県立図書館文化情報センター.
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/bunjyo/gaiyo/cat/entrance.html, (参照 2019-04-18).
奈良県立図書情報館では、「関西元気文化圏」に登録された、以下をはじめとした演奏会が催されている。
“ムジークフェストなら2019 in 図書情報館 大阪フィルハーモニー交響楽団団員によるクラリネットカルテットコンサート 令和元年6月4日(火)”. 奈良県立図書情報館.
http://www.library.pref.nara.jp/event/3013, (参照 2019-06-15).
“関西元気文化圏 参加事業者募集”. 文化庁.
https://kansai.bunkaryoku.bunka.go.jp/#pages/application, (参照 2019-06-15).

 

[受理:2019-08-14]

 


野村明日香. 図書館による演奏会. カレントアウェアネス. 2019, (341), CA1957, p. 2-4.
https://current.ndl.go.jp/ca1957
DOI:
https://doi.org/10.11501/11359090

 

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