2025年6月6日付けの米国図書館協会（ALA）の発表によると、同日、連邦裁判所判事により、博物館・図書館サービス機構（IMLS）の機能縮小に関する米大統領令の一時的差止命令が取り消されました。
ALA等による申立てを受け、米・コロンビア特別区連邦地方裁判所が2025年5月1日に同大統領令に対し一時的差止命令を発令していました。
今回の決定により、訴訟が進行中である間、政権によるIMLSの予算削減が認められることになるとしています。
Court allows Trump administration to proceed with efforts to destroy Institute of Museum and Library Services as case continues（ALA, 2025/6/6）
https://www.ala.org/news/2025/06/court-allows-trump-administration-proceed-efforts-destroy-institute-museum-and-library
参考：
米・コロンビア特別区連邦地方裁判所、博物館・図書館サービス機構（IMLS）の機能縮小に関する大統領令に一時的差止命令を発令 [2025年05月09日]
https://current.ndl.go.jp/car/252490
博物館・図書館サービス機構（IMLS）を含む連邦政府の官僚機構削減を継続する大統領令に対して、複数の図書館関係団体が声明を発表（米国） [2025年03月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/244046
米・連邦政府の官僚機構削減を継続する大統領令が発令される：博物館・図書館サービス機構（IMLS）等が対象 [2025年03月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/243184
