カレントアウェアネス-E
No.157 2009.09.02
E971
NDL-OPAC,リンクリゾルバによる外部データベースとの連携開始
国立国会図書館(NDL)は,2009年9月1日,リンクリゾルバ(CA1482参照)を使用したNDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)と外部データベースとの連携を開始した。
NDL-OPAC(日本語版)で資料を検索すると,検索結果の詳細表示画面にリンクボタン「よむ!さがす!」が表示される。ボタンが表示されるのは,書誌一般検索画面又は書誌拡張検索画面で和図書,洋図書,和雑誌新聞,洋雑誌新聞,博士論文を選択して検索した場合と,雑誌記事索引検索画面で検索した場合である。この「よむ!さがす!」ボタンをクリックすると,別ウィンドウで「Database Linker」画面(リンクリゾルバの中間窓)が開く。検索した資料の本文や抄録,目次情報があるものは,「Database Linker」の画面内にリンクが表示され,電子ジャーナル等へ遷移することができる。同時に,他館での所蔵情報等が確認できるデータベースへも遷移できるようになっている。
リンク先となるのは,NDLが契約している電子ジャーナルデータベース(ScienceDirect,ProQuest等),オープンアクセスジャーナル,機関リポジトリ,二次情報データベース(GeNii等)などである。契約データベースはNDL館内の電子情報提供サービス端末で利用できる。館外からのアクセスの場合,NDLの契約する有料データベースは基本的に参照できないが,大学図書館などユーザのアクセス元の契約状況によっては参照できる場合がある。また,無料で公開されているオープンアクセスジャーナル等の一次情報や二次情報データベースについてはどこからのアクセスでも参照可能である。
(資料提供部)
Ref:
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187728_1393.html
http://opac.ndl.go.jp/
http://resolver.ndl.go.jp/ndl/help.html
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/data_eips.html
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/guide/keips.html
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.50.550
CA1482