オープンアクセスの「オープン」はどの程度オープンなのか:学術ジャーナルにおけるライセンス利用パターンの経時的変化に関する考察(記事紹介)

2026年2月10日付けで、学術研究分野のコンサルタント企業であるDelta Think社のウェブサイトに“How Open Is “Open” Over Time?”と題するが掲載されています。著者は、同社のDan Pollock氏とHeather Staines氏です。

学術ジャーナルにおけるライセンス利用パターンの経時的変化について、2015年から2024年までのデータを用いて分析されています。分析に当たっては、ライセンスの種別が「寛容」(permissive)と「制限付き」(restricted)に分類されています。寛容なライセンスにはCC-BY、CC0、制限付きライセンスには商業利用や改変を禁止しているCC BY-NC、CC BY-ND等が該当します。

記事では、オープンアクセス(OA)ジャーナル全般、物理学分野のOAジャーナル、完全OAを除くジャーナル全般といったカテゴリーについて、寛容なライセンスと制限付きライセンスの割合やライセンスの種類に関する調査結果等が示されています。OAジャーナルにおける寛容なライセンスの割合は過去10年で多数を占めてきたものの、ここ数年では減少の傾向も観察されていることなどが紹介されています。

How Open Is “Open” Over Time?(Delta Think, 2026/2/10)
https://www.deltathink.com/how-open-is-open-over-time

参考:
オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、会員機関による2024年のオープンアクセス論文の出版状況を公表 [2026年01月13日]
https://current.ndl.go.jp/car/269243

独・DEALコンソーシアム、研究者に対してCC BYライセンスの採用を促すキャンペーン“OPEN ACCESS MEANS CC BY”を開始 [2024年10月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/228375

オープンアクセス出版で使用されているライセンス(記事紹介) [2021年01月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/42994