カレントアウェアネス-E
No.23 2003.10.01
E124
書誌標準に関するIFLA-CDNL同盟が発足
国際図書館連盟(IFLA),国立図書館長会議(CDNL)と米・英・独・豪・オランダ・ポルトガルの国立図書館は8月,書誌コントロールの国際的な推進を目的とする組織「書誌標準に関するIFLA-CDNL同盟(IFLA-CDNL Alliance forBibliographic Standards: ICABS)」の設立を発表した(E114参照)。同組織はIFLAのコアプログラムで既に活動を終了したUBCIMとUDTが担当していた活動(E043参照)を引き継ぐもので,ドイツ図書館が事務局をつとめている。
ICABSの目標として以下の3つが定められている。
- 書誌コントロールに関する標準等の維持管理。ISBDやFRBR,UNIMARC,MARC21,Z39.50等を対象とし,その発展に努める。
- 書誌コントロールのための戦略の策定と国際的な協定の奨励。ヴァーチャル国際典拠ファイルやメタデータの開発・普及,永続識別子の動向把握などを行う。
- 電子情報資源の長期アーカイビングの問題に対する理解の向上。マイグレーションやエミュレーション,ウェブ・アーカイビング等の方法の普及促進を目指す。