学問分野によるオープンアクセス文献の被引用率の違いに関する調査結果が、学会発表の予稿としてE-LISで公開されています。
この調査は、オープンアクセス雑誌のダイレクトリ“DOAJ”から、Elsevier社の引用文献データベース“SCOPUS”に収録されている雑誌を選び、その中から1999年、2001年、2003年の刊行号に掲載された記事を物理学、数学、経済学、社会学、心理学など9つの分野、各30本抽出し、SCOPUSでそれぞれの文献が他の文献から引用された回数などを調べたものです。多く引用されていたのは生物学(1本あたり平均6.4回被引用)、経済学(同5.1回)で、心理学(同0.9回)、社会学(同0.8回)と大きな開きがあったとのことです。
The Research Impact of Open Access Journal Articles
http://eprints.rclis.org/archive/00009619/
May 3, 2007付けResourceShelfの記事
http://www.resourceshelf.com/2007/05/03/the-research-impact-of-open-access-journal-articles/