米国国立公文書館(NARA)、デジタル保存に関するフレームワークをLinked Open Dataで利用可能に

2022年8月25日、米国国立公文書館(NARA)が、デジタル保存に関するフレームワーク“Digital Preservation Framework”をLinked Open Dataとして提供することを発表しました。

発表によると、NARAの研究成果を世界のデジタル保存の専門家と共有することを目的としています。同フレームワークには、684のファイル形式の保存に関するベストプラクティスが記述されており、特定のファイル形式のリスクレベルの評価に関するデータ等が含まれています。

今回のデータセットの公開は、5年間にわたる研究や関連機関との協力の成果であり、NARAのウェブサイトにおいて、一括、ファイル形式ごと、電子メールといったカテゴリごとの3つの方法でダウンロードが可能です。新たな形式やデジタル保存標準の進化に対応するため、四半期ごとに更新を行うとしています。

NARA’s Digital Preservation Framework Goes Live as Linked Open Dataset(NARA, 2022/8/25)
https://www.archives.gov/news/articles/digital-preservation-linked

Digital Preservation Framework Linked Open Data(NARA)
https://www.archives.gov/preservation/digital-preservation/linked-data

参考:
米国国立公文書館(NARA)、デジタル保存に関するフレームワークを公開
Posted 2020年7月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41419

米国国立公文書館(NARA)、電子的な記録管理への移行に備え“Digital Preservation Framework”を公開しパブリックコメントを募集
Posted 2019年9月17日
https://current.ndl.go.jp/node/39039

米国国立公文書館、「2018-2022年度戦略計画」の原案を更新
Posted 2017年9月19日
http://current.ndl.go.jp/node/34676