2022年7月28日付で、北米研究図書館協会(ARL)が、多様性・公平性・包摂性(DEI)研究に関するコレクションの評価と発見可能性についての報告書“Educating and Empowering a Diverse Student Body: Supporting Diversity, Equity, and Inclusion Research through Library Collections”を公開しました。
米・テキサス工科大学の研究チームによるものであり、利用者のニーズ、コレクションの利用状況、目録作成や発見可能性、DEI関係資料の利用者の探索行動と評価に関する、2段階のプロジェクトの結果がまとめられています。
発表の中では、女性やジェンダー、ラテン系やメキシコ系米国人に関する研究との協力の可能性や、目録やメタデータにおける配慮の必要性の増加を指摘しているとあります。また、多くの利用者がDEI関係資料の検索や評価に不安を覚えていること等が述べられています。
Library Impact Research Report: Educating and Empowering a Diverse Student Body: Supporting Diversity, Equity, and Inclusion Research through Library Collections(ARL)
https://www.arl.org/resources/library-impact-research-report-educating-and-empowering-a-diverse-student-body-supporting-diversity-equity-and-inclusion-research-through-library-collections/
https://www.arl.org/wp-content/uploads/2022/07/2022.07.28-educating-and-empowering-a-diverse-student-body.pdf
※2つ目のURLは報告書の本体[PDF:55ページ]です。
参考:
OCLC Research、公正・多様性・包摂性の観点から図書館やアーカイブズにおける記述のワークフローを見直すプロジェクトのアジェンダを公開
Posted 2022年4月7日
https://current.ndl.go.jp/node/45946