米・ラスベガス-クラーク郡図書館区、低所得者やホームレスへのスマートフォンの貸出プログラムを開始

2022年4月21日、米国のラスベガス-クラーク郡図書館区(Las Vegas-Clark County Library District)が、低所得者やホームレスへのスマートフォンの貸出プログラムを開始したと発表されました。

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)とネバダ州立図書館から米国救済計画法(American Rescue Plan Act:ARP Act)による20万ドルの助成を受け、ホームレスへの支援や課題解決等に取り組む“Nevada Homeless Alliance(NHA)”と“Nevada Partnership for Homeless Youth(NPHY)”との協力により実施されます。

プレスリリースによると、同図書館区が購入したスマートフォンは380台であり、生活を豊かにする教育資源や不可欠な社会・コミュニティサービスを提供するアプリがダウンロードされています。プログラムの期間は18か月で、NHAとNPHYが対象者の選定を行ったとあります。

Las Vegas-Clark County Library District Launches Barrier-Busting Cell Phone Lending Initiative(PR newswire, 2022/4/21)
https://www.prnewswire.com/news-releases/las-vegas-clark-county-library-district-launches-barrier-busting-cell-phone-lending-initiative-301530658.html

@LVCCLD(Facebook, 2022/4/23)
https://www.facebook.com/LVCCLD/posts/5128402233895019

参考:
E2431 – コロナ禍における米国の図書館支援政策
カレントアウェアネス-E No.422 2021.10.14
https://current.ndl.go.jp/e2431

CA1809 – 動向レビュー:ホームレスを含むすべての人々の社会的包摂と公共図書館 / 松井祐次郎
カレントアウェアネス No.318 2013年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1809

※タイトルと本文の一部を修正しました。(2022/4/28)