Elsevier社、研究活動における変化と将来に関するレポート“Research Futures Report 2.0”を公開

2022年4月20日、Elsevier社が、研究活動における変化と将来に関するレポート“Research Futures Report 2.0”の公開を発表しました。

同社は、2019年2月に“Research futures: Drivers and scenarios for the next decade”を公開していました。今回のレポートでは、2020年と2021年に実施された研究者を対象とした調査の結果が、前回のレポートとの比較を行いつつまとめられています。多様な分野・地域の研究者から、2020年の調査では1,066件、2021年の調査では1,173件の回答が寄せられたとあります。

発表の中では、主な結果として、プレプリントはコミュニケーションの重要なソースであると回答する研究者が、パンデミック前後で43%から67%に増加したこと、オープンアクセス(OA)での出版を考えていると54%が回答したことが挙げられています。その他、50%が利用可能な助成が充分でないと回答したこと、男性よりも女性の方が研究成果の共有に積極的であること、52%が2・3年前よりも研究データを共有していると回答したこと等が述べられています。

The future of research revealed(Elsevier, 2022/4/20)
https://www.elsevier.com/connect/research-futures-2022

Research Futures Report 2.0 [PDF:148ページ]
https://www.elsevier.com/__data/assets/pdf_file/0017/1250423/Research-Futures-2_0-Full-Report.pdf