奈良文化財研究所、欧州考古学情報基盤ARIADNE plusとの間で日本の遺跡データの連携を開始

2022年2月25日、奈良文化財研究所は、欧州考古学情報基盤ARIADNE plusとの間で、日本の遺跡データ約13万件の連携を開始したことを発表しました。今回の連携により、欧州から日本の遺跡を統合検索することが可能となったと述べています。

ARIADNEとは、多国間での考古学情報を統合し、相互連携により情報アクセス向上を目指したシステムの構築やコミュニティ形成に取り組むEUの事業であり、ARIADNE Plusはその第2期計画となります。奈良文化財研究所は、2019年3月にARIADNE Plusへの参画を発表していました。

欧州考古学情報基盤ARIADNE plusと全国遺跡データ連携開始:日本の遺跡情報を世界と共有(奈良文化財研究所学術情報リポジトリ, 2022/2/25)
http://hdl.handle.net/11177/9897
※本件に関するプレスリリース [PDF:2.67MB]が掲載されています。

参考:
奈良文化財研究所、欧州考古学情報基盤ARIADNE Plusに参画
Posted 2019年4月5日
https://current.ndl.go.jp/node/37965

CA1936 – 全国遺跡報告総覧における学術情報流通と活用の取り組み / 高田祐一
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1936