2019年9月10日から11日にかけて、奈良文化財研究所本庁舎において、同研究所主催の考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」が開催されます。
この研究集会はワシントン大学教授のBen Marwick教授による考古学・文化財分野における研究データ管理・分析ツールや、オープンサイエンスの動向に関する講演とワークショップを中心に、奈良文化財研究所所属の研究者らの発表も交えて開催されます。ワークショップの中では「発掘調査・整理作業を通じて取得された遺物データ(分類、素材、計測値、位置座標等)をもとに、Rを利用して、透明性・再現性の担保された表・グラフを作成し、Gitにより公開・共有する手順」を学ぶ、とのことです。
考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」(全国遺跡報告総覧)
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/event/332
参考:
奈良文化財研究所、欧州考古学情報基盤ARIADNE Plusに参画
Posted 2019年4月5日
http://current.ndl.go.jp/node/37965
E1651 – RECODE:研究データのあるべきオープンアクセス方針とは カレントアウェアネス-E No.275 2015.02.05
http://current.ndl.go.jp/e1651
CA1936 – 全国遺跡報告総覧における学術情報流通と活用の取り組み / 高田祐一 カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1936