2022年2月8日、Springer Nature社は、カナダの連邦科学図書館ネットワークFederal Science Libraries Network(FSLN)およびコロンビアの学術コンソーシアムConsorcio Colombiaと転換契約を締結したと発表しました。
FSLNとの契約は2022年1月、Consorcio Colombiaとの契約は2022年7月に開始されます。両契約とも、Springer、PalgraveおよびAdisといったインプリントのジャーナルを含む2,000誌以上でのOA出版を可能にするものです。
発表の中では、同社にとってカナダとラテンアメリカにおける最初の転換契約締結であると述べられています。また、米国・カナダ・ラテンアメリカにおける転換契約締結により、持続可能なモデルを構築でき、南米・北米地域でのオープンサイエンスの発展に寄与していると述べられています。
Springer Nature continues to support open access in the Americas with its first Transformative Agreements in Latin America and Canada(Springer Nature, 2022/2/8)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/springer-nature-first-transformative-agreements-americas/20071678
[プレスリリース] シュプリンガー・ネイチャー、ラテンアメリカとカナダにおいて初の転換契約を結び、米州のオープンアクセスを継続してサポート(Springer Nature, 2022/2/8)
https://www.springernature.com/jp/news/20220208-pr-americas-ta-jp/20108302
参考:
Springer Nature社と米・カリフォルニア大学が転換契約を締結
Posted 2020年6月18日
https://current.ndl.go.jp/node/41261
Springer Nature社、同社と国家レベルで締結された転換契約のオープンアクセス出版への影響を発表
Posted 2020年8月31日
https://current.ndl.go.jp/node/41872
CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向
カレントアウェアネス No.344 2020.06.20
https://current.ndl.go.jp/ca1977