韓国国会図書館(NAL)、AI日本法自動翻訳サービスの提供開始

2021年9月7日、韓国国会図書館(NAL)が、9月8日から同館ウェブサイトを通じて、AI日本法自動翻訳サービスの提供を開始すると発表しています。NAVER社の翻訳アプリPapagoと共同開発したもので、2020年7月20日に両者が締結した覚書にもとづくものです。

同サービスは、日本の法体系と法律用語を学習しており、参議院規則の「常会」は「정기회(定期会)」、「先取特権」は「우선변제권(優先弁済権)」のように、一般的な翻訳より正確な翻訳結果を算出すると説明されています。

今回のサービス開始により、翻訳予算の削減効果や、法曹界や研究者の利用が期待されているほか、公開構築された法律分野のAI学習データは人工知能の産業生態系構築のインフラとしても活用される予定としています。

인공지능으로 외국법을 읽다(人工知能で外国法を読む)(韓国国会,2021/9/7)
https://www.assembly.go.kr/assm/notification/news/news01/bodo/bodoView.do?bbs_id=&bbs_num=51871&no=8307

AI日本法自動翻訳サービス(NAL)
https://law.nanet.go.kr/translation.do

参考:
韓国・国会図書館(NAL)、人工知能(AI)を活用した日本法の自動翻訳サービスの開発に関し、NAVERと協定を締結
Posted 2020年7月21日
https://current.ndl.go.jp/node/41553