韓国・国会図書館(NAL)、人工知能(AI)を活用した日本法の自動翻訳サービスの開発に関し、NAVERと協定を締結

2020年7月20日、韓国・国会図書館(NAL)が、人工知能(AI)を活用した日本法の自動翻訳サービスの開発に関し、NAVERと協定を締結したと発表しています。

NALが保有する約1万2,000件の外国法の翻訳資料のデータをAIの学習資料としてNAVERに提供し、NAVERがこのデータを活用して日本法の分野に特化したAI翻訳システムを開発するものです。

同館に対する、国会議員や立法支援機関からの、世界的な法制や海外の立法事例に関する照会が毎年拡大していること受けてのもので、今回の協定締結により、国会内でリアルタイムに翻訳サービスを提供できる環境を構築することで、これまで少なくとも3日から20日かかっていた翻訳サービスの期間を短縮することが期待されています。

また、自動翻訳サービスは一定期間の国会内での試験サービスの後、NALのウェブサイトで提供されます。

보도자료(プレスリリース)(NAL)
https://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do
※「327 국회도서관, 네이버와 손잡고 일본법 번역 AI 개발한다 2020-07-20」(327 国会図書館、NAVERと協力し日本法翻訳AIを開発する 2020-07-20)とあります。

参考:
韓国国会図書館、国会電子図書館とNAVERとの連携を通して学術論文の引用情報サービスを開始
Posted 2015年9月28日
https://current.ndl.go.jp/node/29513