文化庁が、文化審議会著作権分科会法制度小委員会が2024年3月15日付けで取りまとめた「AIと著作権に関する考え方について」をウェブサイト上で公表しています。
生成AIと著作権に関する判例が蓄積されていない中で、AIと著作権をめぐる懸念の解消を求めるニーズに応えるため、2023年7月以来、同小委員会では、現行の著作権法がAIとの関係でどのように適用されるかについて審議を進めてきました。
2024年1月23日から2月12日まで「AIと著作権に関する考え方について(素案)」に関するパブリックコメントが実施され、2月29日の文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第7回)において「AIと著作権に関する考え方について」として了承されました。
なお、今回の取りまとめは、公表時点における小委員会としての一定の考え方を示すものであり、法的な拘束力を有するものではないとあります。
文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第7回)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_07/
※配布資料、議事内容、パブリックコメントの結果が掲載されています。
AIと著作権に関する考え方について(令和6年3月15日) [PDF:1.5MB]
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/pdf/94037901_01.pdf
文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会「AIと著作権に関する考え方について」【概要】 [PDF:430KB]
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/pdf/94037901_02.pdf
参考:
文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第7回)の配布資料が公開:パブリックコメントの結果を含む [2024年03月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/210706
文化庁、「AIと著作権に関する考え方について(素案)」に関する意見募集を実施中 [2024年02月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/209779