韓国国会図書館(NAL)が、2021年4月21日に、慶尚南道教育庁と、知識情報の共有と読書文化の普及のため、包括的業務協約を締結したと発表しています。
これにより、慶尚南道教育庁および教育庁所管の小学校・中学校・高等学校では、同館が構築した3億1,000万ページ分のデジタルデータが、同館を訪問することなく利用することができるようになりました。教育政策の策定や、図書教育、授業の参考資料として活用できるとしています。
同館では、学術情報の共同活用と相互提供のため、2002年の「韓国学術情報協議会」発足以来、全国の大学・研究機関・地方公共団体等の4,960施設(大学図書館421館、専門図書館850館、公共図書館3,689館)と協定を結んで、同館が構築したデジタルデータを提供しています。
2018年からは、特別市・特別自治市・広域市・道・特別自治道の教育庁との協力を推進しており、今回の締結により、17の教育庁すべてと業務協約を締結したことになりました。
사이버 홍보실(サイバー広報室)(NAL)
https://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do
※「393 17개 모든 시·도 교육청과의 정보고속도로 완성(17全ての市・道の教育庁との情報ハイウェイ完成) 2021-04-21」とあります。
17개 모든 시·도 교육청과의 정보고속도로 완성(17全ての市・道の教育庁との情報ハイウェイ完成)(大韓民国国会,2021/4/21)
https://www.assembly.go.kr/assm/notification/news/news01/bodo/bodoView.do?bbs_id=ANCPUBINFO_07&bbs_num=51093&no=7934
参考:
E1931 – 韓国の国立図書館におけるデジタル化資料の送信サービス
カレントアウェアネス-E No.328 2017.07.06
https://current.ndl.go.jp/e1931